そしてその脱退理由が、これまでうちの子が所属していたいくつかのチームにおいて、私にとっては初めて聞いたものでした。
その理由とは...
野球やめた。
アメリカでチームメートがチームを去った理由のうち、これまで一番多くお目にかかったのが【お金】でした。
それ以外にもいろいろな理由でチームを去った子ども(家庭)がありましたが(もちろん私が伝え聞いた理由が本心かどうかは分からない)、野球をやめるという理由は今回初めて聞きました。
そして野球をやめた理由は、
【フットボールとバスケットボールに集中したいから】
つまり、1年間を通して3つやっていたスポーツを、2つに減らしたいという事です。
この地方では、フットボールは秋のスポーツ、バスケットボールは冬のスポーツ、そして野球は春のスポーツという括りになっており(夏は夏休みなので無い)、それぞれの季節に違うスポーツをやる事ができるのですが、この選手は高校生になったので対象を絞ったということでしょう。
かく言ううちの子も、カリフォルニアにいた小学校2年生まではバスケ、サッカー、そして野球をやっていました。
その後日本に戻ってからは野球だけとなり、再度アメリカに来てからも引き続き野球だけをやっているという状況です。
もしも、ですが、うちの子が日本に戻ることなくそのままアメリカで生活を続けていたとしたら、同じようにいろいろなスポーツを続けていたかもしれません。
・・・と考えると、人生、何が起きるか分からないものだな、とつくづく思います。
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余談ながら、
今回のブログを書きながら、アガサクリスティの作品『三幕の殺人』を思い出しました。
こちらは、探偵ポワロにとって、係わった多くの事件の中で、犯人の動機が初めて遭遇したもの、というストーリーでした。
余談ついでにもう1つ余談ですが、
その『三幕の殺人』にはアメリカ版とイギリス版があり、動機の部分が少し異なっているそうです。