2013年8月29日木曜日

【トラベルチーム】秋の大会に参加

秋のトーナメントに先週末参加しました。
土日の2日間で、15Uと16Uのチームが混じって戦う大会です。

うちのチームは、以前からいた選手がうちの子を入れて6人。
それ以外は、来年夏のこのチームの選手と、この秋だけ参加する選手がいました。
やはり秋のシーズンはチーム作りが難しく、どうしても寄せ集めの印象となってしまいます。
名前も覚えられないし、ユニフォームもバラバラ。

うちは日曜日は用事があったので参加できず、土曜日2試合だけ参加しました。
(2試合とも勝利!)

そして月曜日に、週末の結果を聞いてみると、なんと優勝(!!)していました。
うちの子の残念がる事。。。
だけど大事な用事だったからしょうがない。

監督に聞いてみると、各選手に配られた優勝トロフィーはうちの子の分も取ってあるそうで、半年振り(3月の大会の準優勝以来)にもらえるトロフィーに喜んでいます。

どうせプラスチックの安物なんですが、それでも嬉しいようで。




2013年8月22日木曜日

【トラベルチーム】 秋の予定

※高校野球ではなくトラベルチームの話題です.


トライアウトも終わり、(まだ8月ですが)15Uチームとして秋の活動が始まります.
この地方の野球で『秋』と言えば、8月下旬~10月下旬までを指します.

うちのチームは、昨年はリーグ戦+トーナメント2つに参加しましたが、今年はリーグ戦は参加せず、トーナメント5つの予定となっています.

その内容は、
地元の大会はひとつ、
州内だが車で1.5時間かかる離れた場所の大会がひとつ、

それ以外の3つはいずれも州外で、
・330キロ、車で3時間強
・350キロ、車で3.5時間
・800キロ(!!)、車で8時間弱(!!!)

最後を除く4つはいずれも土日だけですので、金曜日の夜に移動して日曜日のうちに戻ってこれると思いますが、最後の大会は(金)~(月)という日程になっていて、学校を休んで行かなくてはいけない.
しかも移動時間を考えると恐らく木曜日の昼に出て火曜日に帰ってくるようなスケジュールになると思います.

だけど9月から高校が始まったばっかりで、いきなり野球のためにそんなに学校を休んでもいいのだろうか?????

ちょっと不安です...



2013年8月20日火曜日

【トラベルチーム】 2014のトライアウト

※高校野球ではなくトラベルチームの話題です.


2014年夏チームのトライアウトは7月下旬から始まり、恐らく9割がたのチームは完了していると思います.つまり、各チームとも来年のチームのメンバーはほぼ固まったという事です.

うちの子は今年のチームにそのまま残りますが、それ以外にも8人、合計9人が残ると聞いています.

という事は、新たに集めなければいけない人数は3~4人.
それに対し、トライアウト(数回に分けて実施しました)に集まった人数は合計20人程だったと思います.

トライアウトは受験と似ていて、各自とも本命と滑り止めを用意していると思います.
トライアウトに来ると申込書に情報を記入するのですが、
うちの監督が用意した用紙には『もし合格と言われたら、今日この場で入団の意思を示すか?』という質問項目が用意されていました.

実は昨年も同じ質問があり、私は正直に『他のトライアウトも受けるので、返事は後日になる』と書きました.
今回数名分を覗き見したところ、Yesと書いていたのは半分くらいでした.


さて、肝心の選手のレベルですが、
私の素人目では、うちのチームに来て即レギュラークラスの実力と断言できるのが数名、真ん中より下だがついて来られるだろうというのが半分くらい、それ以外は他のチームを探した方がいいと思います、という感じでした.

その中で、監督が誰を合格にして誰が入団する事になったかは分かりませんが、先週末の時点で12人決まったと言っていました.


さて、トライアウトも終わったので、次は秋の大会へと続きます...

2013年8月12日月曜日

バットの種類 - バランスについて

バットによって重さのバランスが違うのはご存知の通りで、
日本では、
・先端が重たいバット: トップバランス
・平均的なバランスのバット: ミドルバランス
と区別されていると思います.
(グリップ側が重たいバットもありますが、実際はほとんど使われていないと思います.)


ではアメリカではどうか?

アメリカでもバットによってバランスが違うのは同じです.
但し、バットには何も表示されていないです.つまり、振ってみないと分からない.
メーカも積極的に説明している訳では無さそうです.
だけど実際は、インターネットで調べればある程度は分かります.
お店のサイトのQ&Aに、お店の人が持っている情報や、ユーザーの感想が書いてあったりします.


尚、トップバランスという言葉はアメリカでは聞いたことがありません.たぶん和製英語?
英語では "end loaded"とか"top heavy" と呼ばれている事が多いようです.
ミドルバランスのバットは"balanced"と呼ばれています.



また、一般的にトップバランスは長距離打者、ミドルバランスは短~中距離打者に向いていると言われます.

アメリカではどうか?

これは日本と同じです.
end loaded バットはpower hitter (長距離打者)向き
balanced バットはcontact hitter (短~中距離打者)向き
となっています.




さてうちの子の場合、日本にいた時はトップバランスのバットを使ってました.
日本の所属チーム内では体も大きい方でしたし、打順もクリーンナップを打つ事が多かったです.

だけどアメリカにいるとPower hitterなんてとてもとても言えません.


ではbalanced バットを使っているか?

→ 実はよく知りません.お店に置いてあったバットを振ってみて、いい感じだったので買いました.

本当はそれが一番いい選び方なのかもしれません.







2013年8月10日土曜日

高校野球のしくみ (3)

つづきです。


トライアウトは3月の第2週に、州内一斉に同じ日に行われるそうです。

そして、トライアウトに合格して高校チームに所属する事が決まると、以後シーズンが終わるまではそれ以外のチームでの活動は練習も含めて禁止となります。

すなわち、15Uトラベルチームのトライアウトに合格したとして、
そのチームの練習に参加できるのは今(8月)から来年の3月上旬までで、
そこから高校野球が始まり、
高校野球が終わる5月末~6月上旬から再び15Uトラベルチームに参加する、
という流れになります。

逆に言うと、高校野球のシーズンは高校生はトラベルチームでの活動を一切していないという事になります。トーナメントももちろん全く行われません。


聞くところによると、このトライアウトはほとんど形だけのもので、
ほとんどの選手はトライアウトより前にメンバーが固まっているそうです。
すなわち、3月より前から監督やコーチと【アンオフィシャルに】いっしょに練習をしたりして、
ある程度の選手の実力は事前に分かっているそうです。


肝心のチームのレベルはどうかと言うと、
こちらは残念ながらあまり期待しないほうがいいようです。
まあそれは入ってからのお楽しみという事にしておきます。


以上、いまだ人から聞いた話が多く、自分の目で確かめたわけではありません。
おいおいアップデートしていきます。




高校野球のしくみ (2)


つづきです。

これは野球に限らないですが、この地方の高校では、球技のスポーツチームは3種類(3段階)あります。
・Freshman: 9年生だけのチーム
・Junior Varsity(略してJV): 9~10年生のチーム
・Varsity: 9~12年生のチーム

何といっても花形はVarsity
これこそが高校スポーツの頂点で、プロや大学のスカウトが試合を見に来るような状況です。

逆に言うと、JVやFreshmanはVarsityへ向けての準備段階と言い切る事ができます。

そして、どこのチームに入る事が出来るかは、トライアウトで決まります。
そもそも、野球に限りませんが、一定のレベルでないとスポーツはやれません。
初心者が高校から野球がやりたいと思っても、よっぽどメンバーが足りないとかいう事情が無い限りは困難です。
逆に、9年生でもすごくレベルが高ければVarsityに入る事ができるかもしれません。


さて、うちの子が9月から通う高校の、野球チームの今年のメンバーを見てみました。
(ホームページで閲覧できます。)
・Freshman: もちろん9年生のみ
・Junior Varsity: 9年生が3人、他は10年生
・Varsity: 9年生がひとりだけ。

日本に置き換えると、Varsityのチームだけがあり、もし1年生だけの大会のようなものがあればそれがFreshmanに相当します。

そもそもアメリカではチームが完全に分かれていて、監督はそれぞれのチームにいます。コーチもそれぞれのチームに数名ずつ。



日本だと、特別に上手な1年生を除き、ほとんどの子は3年生になるまで球拾いや先輩達のサポートがメイン、自分達の練習は空いた時間で、試合にはほとんど出させてもらえない。
すみません、最近の日本の高校野球の事情はよく知りませんが、一昔前ですとこんなイメージです。

アメリカではこんな事はあり得ません。楽しくなければ(=試合がなければ)存在があり得ないと言ってもいいでしょう。




つづく。

高校野球のしくみ (1)

まず最初に、高校野球といっても2種類の区別が必要です。
ここを勘違いすると話が混乱します。

① 自分が通う高校の部活としてやる野球 ・・・ 日本の高校野球と同じです。

② 上記①の高校野球以外の時期に、トラベルチーム等に所属してやる野球 ・・・ こちらの14U以下の話と同じです。日本ではこういうケースは無いと思います。

以後、ここで【高校野球】という場合は①の事を指します。

===

さて、アメリカ(この地方だけ?実はよく知りません。。。)では、各スポーツにはシーズンがあります。

秋といえば何といってもメジャーなスポーツはフットボール。
アメリカでは一番人気のあるスポーツです。
野球シーズンの終盤とフットボールの序盤が重なると(ちょうど今ごろ)、フットボールを優先させる子も珍しくないです。

冬はバスケットボールとサッカーが人気です。

そして野球は【高校では】春のスポーツになっています。
実際には3月からシーズンが始まり、6月上旬に終わります。

それ以外にも、陸上、バレーボール、水泳、ラクロス、その他いろいろスポーツがありますが、それぞれシーズンがあります。

ちなみに高校では『夏のスポーツ』はありません。夏は夏休みです!!
(ということは、夏休み中に練習、なんてありません。)


つづく。





2013年8月6日火曜日

【タイトル変更】 アメリカの高校野球の記録

14Uでのシーズンは終わり、新たに15Uチームでの活動が始まります.

14Uと15Uの違いは何か?
それは、15Uは全員が高校生であるという事です.


うちの子は9月から現地の高校に通います.
日本では中学3年生の2学期ですが、この地方は9年生から高校生です.
高校は4年間あります.義務教育ですので入試もありませんし、学費は無料です.

よって、ブログのタイトルを変更しました
これからは高校野球の話を中心にしていくことになります.

これまではほとんど情報を持っていませんでしたが、
高校入学に先立ち、いろいろ情報集めを始めたところです.

また少しずつ書いていきたいと思います.




2013年8月5日月曜日

今年の夏のシーズンは完了しました ⇒ 【総括2】

今回は選手の話です.

うちのチームは昨年の秋に発足しましたが、これまでに結局8人が辞めました。途中追加もあり、残っているのは11人です。

最初にやめた3人については以前に書いたので省略します(2012年12月4日のブログ参照).

残りの5人の理由は、監督に聞いた話によると、
・楽しくないから・・・1人
・他の予定が忙しくて野球のための時間がない・・・1人
・お金がかかり過ぎる・・・3人

となっています。

最後のお金が・・・というのはよく分かります。
前回書いた通り、このチームは本当に遠征が多かった。
うちも貯金を切り崩していました....


いわゆる強豪と呼ばれるチームほど、シーズン途中での選手の入れ替えが多いようです。
うちのチームは強豪の一歩手前くらいのレベルですが、それでもこの人数です。

但し、うちのチームは全員が自らの理由・都合で辞めていきました。
強豪チームは、監督が辞めさせる、または、チームに居辛くなる状況を作る、という事も行われているらしいです。


さて来年夏のチームはどうなるでしょう。いろんな意味で楽しみです。





今年の夏のシーズンは完了しました ⇒ 【総括1】

長いようで短かった今年の夏の野球も全て終了しました.
雨のため中止や延期となった事もありましたが、おおむね満足いくシーズンになりました.

今回は総括です.

2012年12月7日のブログに今年の参加大会の事が書いてありますが、
その後予定の変更などがあり、結局全部で18大会に参加しました。
そのうち、
・飛行機での移動:1大会
車で3~6時間の移動(州外):6大会
・それ以外の11大会はローカル(車で3時間以内)

その他の情報として、
・3月中旬から8月上旬まで、母の日の週末を除き毎週大会に参加
・ホテル宿泊総日数:19泊
・子供が野球のために学校を休んだ総日数: 1日
・私が野球のために仕事を休んだ総日数: 11日


振り返ってみると、時間もお金もかかったシーズンとなりました.




2013年8月2日金曜日

平等・公平の精神

1チームのメンバー数を11~12人とし、出場機会をみんなに与えてあげる。
これはこちらでの少年野球のあり方の基本です。

子供たちにとって野球はあくまでも楽しむもの。出場機会が少ない選手が楽しくないと感じると、親が監督に文句を言い、解決できないとチームを辞めて他のチームを探す。
こちらに来て3シーズン目ですが、初めは驚いていたこの事も、もはや当たり前の感覚となりました。

日本では2番バッターは小技が聞くバントがうまい選手というのが常識です。
高校以上だけではなく少年野球でもそういう打順を組むと思います。

こちらでそれをやると、『どうしてうちの子にバントばっかりさせるんだ!』と親が監督に文句を言う事があります。
『みんな平等・公平に打たせるチャンスを与えるべきだ。』という事です。
少なくともうちの子(14歳)くらいまでは、役割分担という考え方はまだあまり無いようです。
まあ、これから体が大きくなって、今後どういう選手になっていくか分からないし、この年齢で決めつけるな!という事でしょう。


但し、チームによっては弱肉強食、特定の子が出場機会が少ないと言う事もあるようです。

うちの子のチームは、特に最近になってから、特定の子の出場機会が減ってきました。
特に守備があまり上手では無い子は、守る機会が少なくなってきました。

この場合、大会によってはベンチ入り選手全員が打つわけではなく普通の野球ルールで行われる事もあり、その子は打つ機会も少なくなると言う事になります。

それでも代打や代走で出場するので、全く出ないという事はありません。
(しかもこの子はいいところで渋いヒットをよく打ちます。)
かつ、この子は『いい子』なので、ふて腐れたり文句を言ったりする姿を見た事がないです。
なのでうまく行っているのかも。


うちのチームは、シーズンの最初に監督から親に対して、チーム方針の説明がありました。
最初の方は公平に選手を出場させるが、途中からは成績のいい選手から使う。
打順も成績をベースに決める。
この考え方も、ある考え方では『平等・公平』です。


こちらで一番問題となるのは、監督・コーチが自分の子供を優遇する事。
こういうチームも少なからず存在するようですが、間違いなく批判されます。
ただ、こういった事は新しく加入したチームでは後からでないと分からないのが難しいところです。(なので途中で辞めていくんでしょう。)
幸い、うちの監督はこういう事が全く感じられません。


また、試合に勝つことを最優先させて、他のチームからいい選手を引っ張ってきて元々いた選手の出場機会を奪う、という事も、特に強豪と呼ばれるチームでは行われているようです。
選手の育成よりも目先の勝利にこだわるという事ですね。
これは、目先の勝利にこだわる ⇒ チーム成績が上がる ⇒ 評判が上がる ⇒ いい選手が集まってくる ⇒ チームが強くなる ・・・ という図式です。
詳細は省略しますが、ここにお金の話が絡んで来る事も少なからずあるようです。

幸いうちのチームではこういう事はありません。



さて、来年のチームのトライアウトも始まっています。
またいろいろなドラマが生まれそうです。