2011年4月16日土曜日

チーム探し(6)

さて次の日、入団するつもりのチームのコーチからEメールで連絡が。

そこに書いてあったのを要約すると、
・このチームはうちの子が13人目で、人数が多い
・他の子は冬の間ずっと練習をやっていて、うちの子が入ったせいで出られなくなる子が出るのは不公平
  (と、誰かの親が言ったと思われる。その気持ちは理解できます。)
・よって、まずはしばらくは試合に出られない。(誰かが欠席した時は出られる)
・時間がたって馴染んできたら、試合に出られる。
と、このような事が書いてありました。

いくらこのチームが気に入ったといっても、出られないというのはどうだろう。
今さらもうひとつのチームに戻るとも言えないし、しばらく我慢する?
変に人間関係がこじれるのもいやだし。。。

で、本人に聞くと 「嫌!」
あっさり・・・
ま、そりゃそうだよね・・・野球できずに見てるだけなんて我慢できるわけ無い。

で、じゃあ次どうしよう。。
困った。また別のチーム探しか。

まあ、人数に空きがあってトライアウトさえ受ければ
合格できる自信は もはやあるが、
またチーム探しを苦労してしなければいけないのが正直気が重い。。




と、そこに、お断りを入れたコーチから連絡が。
「どこのチームに決まったの?」と。

実はかくかくしかじかで、まだ決まってないと言うと、
「じゃあもう一度うちの次の練習においでよ!」
と何とも暖かい言葉を頂きました。天の助け!

このチームはすでに11人いるが、ぜひ12人目が欲しいと元々言っていて、
そのあたりを念のために確認すると、
「トライアウトに合格したら最初から試合に出れるよ!」とのお言葉。
なんとラッキーなんだ。

だけど話はもうちょっと続きがあります・・・

2011年4月13日水曜日

チーム探し(5)

さて土曜日、今日は違うチームのトライアウトに参加。
時間通りに指定の場所に行くと、二人のコーチが待っていた。
どうもうちの子のためだけに来ている様子。
ここはドーム型の全天候型スポーツ施設で、隣ではサッカーの試合をやっている。
天井も高く、当たる心配はまずない。
どうも野球の試合をこの中でやることもあるようだ。
そこの一角に、ピッチング・バッティングのケージがあり、今日はそこでやるようだ。
(後でわかったが、そのケージは1時間30ドルで貸してくれるらしい)
早速、例によってウォーミングアップもそこそこでキャッチボールを開始。
その後ピッチングをチェックされる。
例によってすっぽ抜けがあるものの、まずまずの球威とコントロール。
次に、チェンジアップを投げろと言う。投げたことないので握りを教わる。
実際に投げてみると、それなりに様になっている。
次に牽制のチェック。1塁、2塁、3塁と、いつもどおりにやっていた。

さて次にバッティング。バットを持っていないので借りようとしたが、
これまで使っていたバットに比べ、重いか短いかのどちらか
やや重くてやや短いのを選び、バッティングケージへ。

コーチが下から投げたボールを普通にしばらく打った後、
引っ張れ、流せ、という指示通りに打つ。
次は、ボールを二つトスして、投げた瞬間にコーチが上か下かを宣言し、
そちらの球を打つ、という指示。
何のチェックだろう?変化球に対応できるかどうか、かな?

さて、トライアウトの結果は・・・合格でした
ピッチングはOK、バッティングはもう少し下半身を使ったほうが良いとのアドバイス。

明日はチームの練習があるから明日もおいで、と言われ、次の日にも参加。
今日はチームメイトを相手にピッチング、バッティングの練習。
先日のチームより明らかに個々のレベルが高い。

で、練習終了後に子供に聞くと、こっちのチームにする。と。

よって、先日のチームにはお断りの連絡を入れました。

しかし話はまだ続きます。。。

2011年4月6日水曜日

チーム探し(4)

家族は無事に到着しました。
いろんな話があるのですが、ここは野球に関係する話だけにしておきます。

さて到着三日後に最初のチームの練習に参加しました。
場所はいわゆる屋内練習場
プロ野球選手がキャンプの時に使っているのをテレビで見る事がありますが、規模はともかくまさにあんな感じでした。
天井は高くないのでフライは無理ですが、内野の守備練習ならば十分にできる広さ。
なんとぜいたくな。。。だけどこれ以外に冬場に練習のしようが無い。

練習時間は、なんと木曜日の夜7時半から!9時まで!
夜遅いことと時間が短いことに驚き。
・・・なので、ウォーミングアップもろくろくせずにキャッチボールに突入。
ちなみにうちの子は家で事前にウォームアップ完了済。やっててよかった。。。

ほぼ初めて握るアメリカのボール。
C球と比べると大きいが重さはそれほど違わない?かな?
投げると半分がすっぽ抜け。まあ最初はしょうがないかな。

他の子を見てみると、フォームがめちゃくちゃ。だけど球は速い。
あんなフォームでどうして。。。これが素質というやつか。
うちの子は日本では真ん中よりちょっと大きいくらいだったが
こちらでは明らかに下から数えた方が早い。
大きい子は自分より背が高い=170cm以上ある。
彼らが小さい頃から日本の野球チームに入って
基礎からみっちり教えられたらどんなにすごい選手になるんだろう。。。
とつくづく思います。

今日はトライアウトというよりは練習に参加したといった感じ。
それで、うちの子はこのチームが気に入った様子。
だけど他のチームにも行ってから決めればいいよね、
という事になりました。

つづく。。。

2011年3月8日火曜日

チーム探し(3)

さて、住む家も決まり、家族の渡米も近づいてきて、いよいよ本格的にチーム探しを始めています。

ところが、家の近くにどんなチームがあるのか、そもそもそれを探すのに一苦労。ここで頼りはインターネット。
まずはターゲットをトラベルチームに絞り、家から近そうなチームの関係者に連絡しました。

定員オーバーやトライアウト落選を考えると、複数のチームとコンタクトするのが得策と考え、
見つけた3つのチームにコンタクトしたところ、なんと予想外にも、いずれのチームからも
「トライアウトの日程を相談しよう」との返事 = まだ定員に対して空きがあるよ、と理解。

うーん、逆に困った。
シーズン(試合)は4月の半ばから始まるようなので、遅くとも4月の初めまでにチームを決めなくてはいけない。
逆にどうやって決めればいいのか...
まずは練習を見に行って、雰囲気、というか様子を見てみることにします。

しかし、この時期にどこで練習しているのだろう?外のグラウンド(公園)は雪だらけでまだ練習できるはずも無い。
という事は屋内しかないが、プロじゃあるまいし、そんな豪勢な場所があるのだろうか?
それは間もなくわかるでしょう。

卒団

3月といえば卒業のシーズン。 我が息子の所属するチームの卒団式は今週末です。

他のチームはほとんど卒団済で、そうなるとここ数週間は公式戦はおろか、練習試合の相手さえいない状況で、
親子対決や6年生対5年生の紅白戦などで楽しんでいるそうです。
そういう緊張感の無い試合も見てみたかった&参加したかった...と思います。

卒団式では厳しかった指導者の皆様も、もしかして涙なみだとなるのでしょうか・・・?
私はひとり、遠く離れた場所から、子供達の明るい将来を祝して乾杯!です。
父兄の皆様も、本当にご苦労様でした。

そして、我が息子にとっては、いよいよ、間もなく、待ちに待った、アメリカでの野球生活が始まるのであります。
さてどうなりますか。

2011年2月7日月曜日

スポーツショップ

さて今回はスポーツ用品店について。

このあたりで大きなスポーツショップはDick'sという店があります。
野球コーナーを見に行きました。
野球コーナーの広さは日本のスポーツショップと同じくらいでした。

(1)グローブ
安い!というか、安いものしか置いてない!
日本で硬式用グローブというと3万円とか、そのくらいの値段と思うが、この店の一番高いグローブで$250のものがひとつだけ、次に$100台のものが4種類、あとは全てそれ以下。
$100台のものでも盗難防止チェーンがつながっていてやりにくかったが、手にはめてみた。うーん、なんか硬式っぽくなくて皮が薄い感じ。たぶん日本の軟式用とあまり変わらないと思われる。こちらの人は手が痛くないのか。
大きさ別に何インチと書かれて並べてあるのも新鮮な感じ。

(2)バット
子供用は軽いものしかない!
長さがインチ、重さがオンスで表示されていてよくわからんが、12歳はまだYouth(子供)用のようで、一番長いやつで32インチ(81cm)。重さも軽くて、600gオーバー(21.5オンス以上)のものは置いていなかった。
日本で硬式用と言うと軟式に比べてとんでもなく重たいイメージだが、こちらではそうではないようだ。
値段は、高いものは高い、安いものは安いという、日本と似た感じ。

う~ん、日本とはいろいろと事情が違いそうで、まあこちらの事情に合わせてやっていくしかないでしょうね。

2011年2月2日水曜日

チーム探し (2)

さて、前回の話の (3)トラベルチーム に入る事を考えてみます。
その場合、課題が3つあります。

1.勉強との両立
うちの子は日本だと4月から中学生。勉強もしなくてはいけません。現地校の他に日本の塾のようなところに通う予定です。そちらのスケジュールと野球のスケジュールうまく調整&両立できるかどうか。

2.今から入れるチームがあるかどうか。
実は今年4月からのチームメンバーはどこのチームもほぼ固まっています。各チームともメンバーは11人程度。それ以上いるとみんなが試合に出るチャンスが減るからだそうで、日本とは事情が違って子供の事を第一に考えた良いシステムだと思います。
で、メンバーは毎年トライアウトで選ばれます
正確には、昨年のチームの子のうち、数名はトライアウト免除でチームに残ってくれ、とコーチから言われる。別の数名はトライアウトを受けてくれと言われる。さらに別の数名はトライアウトも受けなくてよい(さようなら)と言われるそうで...
そうか、アメリカではこのくらいの年代からこのような厳しい環境で育っていくのか。

でもって、今年4月からのチームのトライアウトは昨年8~9月に実施済み だそうで...
 なので、(3)のチームに入ろうとすると、
欠員ができて一人足りない、とか、もう一人なら入れてあげるよ、という寛容なコーチ(&他の選手の親)がいる、という運に恵まれた時に、さらにその上、トライアウトを受けて合格すれば。
という極めて確率の低そうな状態であります。

3.トライアウトを受けて合格できるのか。
現在日本では軟式をやっていますので、こちらに来ていきなり硬式ボールでやれるのか。そもそもこちらのレベルがどうなのか。こちらの子の体が大きい事は間違いないので(小6で180cmオーバーもいるらしい)パワーでは勝てっこない。
さらに、うちの子は左投げなので、守備はピッチャーとファーストと外野に限られる。足はお世辞にも速くはないので外野は...となると、さらに厳しい。

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うーん、ここまで考えた時に、(3)トラベルチームは厳しいか...という結論に..
と言っても(2)トーナメントチームでも、少しは基準が緩和されるが、恐らく事情は似たようなもの。
だからと言って(1)ではつまらないだろうし...

(3)にせよ(2)にせよ、まずは空きがあってトライアウトを受けさせてもらえるかどうか、チーム探しをするしかなさそう。
こうして家探し(まだ見つかってない)と共にチーム探しが始まるのでありました。