アメリカでは子供の健康を第一優先に考えるということが根付いていて、
ピッチャーにはいろいろと制限があります。
以下、13歳以下の例です。
【例1】
うちの子が参加しているリーグ戦(7回)では、最大連続4イニングまでしか投げられない。
もし3回以下で一度降板したら、再登板はできない。
【例2】
ある大会では、7イニングまで投げてよい(延長やタイブレークなし)が、
その日にもう1試合あったとしても投げてはいけない。
【例3】
ある大会では、1試合の投球数が70球とか80球に制限されている。
それを超えると相手チームから審判にクレームをつけることができる。
一般に、日本のプロ野球のピッチャーは、若い時の肩や肘の疲労により
アメリカに比べてピークの年齢が低いと聞きました。
日本の高校野球では、上に勝ち上がればピッチャーは連投となります。
うちの子も日本にいた時(小学生)、もちろんコーチには色々気遣って頂いていましたが、
それでも120球を超えたり二日連続で投げたりした事もありました。
(ただ、当時はそれが普通、むしろよく気を遣って頂いていると思っていましたので、
今になって色々言う気は毛頭ありません。
それ以上に、教えて頂いた事に対する感謝の方が大きいです。)
アメリカに来てからは、100球をわずかに越えた事はありますが、
2日連続で投げた事は一度もありません。
アメリカでそれをやれば、恐らく監督・コーチは、その子の親はもちろん、
同じチームの他の親からも大きな非難を浴びることになるでしょう。
日本の野球のピークは高校野球なんでしょうね?
甲子園を目指して野球をする、というのが子供たちの第一目標。
一方アメリカでは、大学野球が第一目標だと聞きました。
強豪大学にスカウトされ、学費免除で野球をやることが子供たちの目標のようです。
高校野球は大学野球への通過点のようです。
※それ以前に、この時点で、野球をやるのかフットボールをやるのか他のスポーツなのか、
まだ決めていない子も多いと思います。
その高校や大学の野球も、アメリカでは、
学校対抗のトーナメント日程は日本のように毎日ではなく
私の知る限り少なくとも数日の間が空いています。
日本の小学~高校野球は、子供の健康・将来よりも、大人の都合が優先しているのではないか、
と思えますが、いかがでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。