2013年12月21日土曜日

【高校野球】 説明会がありました

高校での野球の活動がオフィシャルに開始するのは来年3月10日の週に行われるトライアウトからですが、実際には既に多くの学校でアンオフィシャルで練習を始めているようです。
聞くところによると、9月(=入学直後)から始めている学校もあるとか。

うちの学校では、筋トレをやっている子はいるようですが(学校内に各種マシンが揃った筋トレルームがある)、まだ個人レベルの活動です。



さて先日、高校(部活)の野球チームの監督・コーチが参加希望者を集めて説明会が開かれました。
集まったのは新入生(=9年生)が約30人。入部希望者が全員揃っていたかどうかは分かりませんが、この中でトライアウトに合格してチームに入れるのは20人程度になります。


監督からの説明によると、アンオフィシャルの練習は1月から始まり、バッティング練習は週1回で夜8時~10時(!)、体力トレーニングが週3回で同じく8時~10時
と言っても、2時間みっちりやるわけではなく、『その時間帯にやっているから自分の好きな時に来ていいよ』という事らしいです。ちょっと不思議な感覚です。。。。


問題は時間帯です。
学校は2:30頃に終わりますので、いったん学校から帰ってきてもう一度学校に行かなくてはいけない事になります。そのためのスクールバスは無いため親が送迎。

うちの子は塾(4:30~7:30)と重なっている日もあります。
この場合、学校からはスクールバスで帰ってきた時にバス停まで車で迎えに行き、4:30前に塾へ車で送り、7:30に塾へ迎えに行ってそのまま学校へ送り(塾から学校までは車で10分くらい)、10時に学校へ迎えに行く、というスケジュールになります。
親にとっても行ったり来たりが大変な状況になります。
だけど、いつ晩ご飯を食べるんだろう??


また、ピッチャーは週2回、朝6時(!)~7時に練習をするようですが、新入生は当面は除外とのことでちょっと残念。しばらくの間はピッチング練習はトラベルチームに頼る事になりそうです。

体力トレーニングでは毎回2マイル(3.6km)を走る事が必須だそうで、ランニングマシン(トレッドミル)を使う事になります。走るのが嫌いなうちの子もしっかり走ってもらいましょう。

それから、どうやら守備や走塁の練習はしばらく無いようです。トライアウトの後、暖かくなってきてからでしょうか。この点に関しては、1年中暖かい地方が本当にうらやましい。



さて、よく考えると、野球チームの説明会に親(私)が参加しなかったのはこれが初めてで、これからは親に頼らず何でも自分でやらなくてはいけない、という自覚が出てくると期待しています。


2013年12月11日水曜日

【トラベルチーム】 トレーニング指針 ~5 Tool とは?~

12/1から冬の練習が始まりましたが、最初に監督から選手に対して簡単なミーティングがありました。

部屋にはコーチ数名と選手だけがいたのですが、そこに私はずうずうしく参加。片隅で話をいっしょに聞かせて頂きました。

その中で、各自どういう選手を目指すのか?という監督からの話の中で、Five Tool (ファイブツール)をひとりひとつづつ言ってみろ、と選手に聞いていました。

私には何の事を言っているのか意味がさっぱり分からず、野球の道具を5種類聞いているのか??バットとグローブとボールと、後は何だろう???なんて事を一瞬考えてしまいました。

でも選手たちは何の事を聞かれているのか分かっていたようで、どうやら分かっていなかったのは、うちの子と私の、二人だけだったようです。



その後、その場では一つ意味が理解できなかった私は、そもそもToolという英単語には、道具とか手段とか以外にどういう意味があるんだろう?と思って辞書を引きましたが、それらしい事は載っていません。

ではFive Toolという英熟語に特別の意味があるのか?なんて考えながらインターネットで検索したところ、実はWikipediaに載っていたではありませんか!!
しかも日本語のページ!

Wikipediaによると、
●hitting for average(バッティング・ミート)
●hitting for power(パワー)
●baserunning skills and speed(走塁技術とスピード)
●fielding ability(守備力)
●throwing ability(送球能力)
の5つだそうで、監督が言っていた事と少し表現が違っていますが、言わんとすることは同じでした。

つまり、アメリカの野球選手が理想とする選手像の事です。
【全てを兼ね備えたスーパーマン】という感じでしょうか。


これを読んでまず最初に思ったのは、なかなか全てを満たす選手はいないな、ということ。例えばイチローは2番目が不足。

その中でも思いつくのは、Aロッドとバリーボンズ。(ボンズは太くなる前ですね。)
最近だとマイクトラウトでしょう。

日本では、福岡ソフトバンクホークス監督の秋山幸二選手。そう言えば現役時代にメジャーリーガーに最も近い選手だと言われていました。なるほどそういう事だったのかと今更ながら理解できました。



では、アメリカではみんながFive Tool Playerを目指しているのか?それがいい事なのか?
思うに、自分の努力である程度は身に付いたとしても、現実的には、持って生まれた物が無いと難しいでしょう。
それでも中学や高校生くらいならば、まだまだこれからの伸び代があるので、少なくともそれを目標に頑張る事は悪くないと思います。
どこかをあきらめて自分のスタイルを決めるのはもう少し先でもいいのかな、と。


学校の体育の先生がウェイトリフティングのクラスを勧めたのもようやく理由が分かりました。アメリカでは、野球選手がパワーを付けるのが重要だと言うのは、誰もが知っている常識なんですね。



さて、トラベルチームの練習では、この5つを念頭において、個々の選手がそれぞれの項目を高めるトレーニングが行われています。

日本の練習と違うと感じるのは、日本ではチームとしての総合力を高めるのを主眼において日々練習しているのに対し、ここではまずは個人の力を伸ばす事を目指している点です。

インターネットを検索すれば、5 Toolを伸ばす個人トレーニングの宣伝がたくさん出てきます。もちろん有料。たくさん出てくると言う事はそれなりに需要があるということでしょう。



それで結局、なぜToolという単語を使うのかは未だに分からず。いつかアメリカ人に聞いてみようと思います。



アメリカ野球、まだまだ知らない事がたくさんあるなぁ~~~~



2013年12月7日土曜日

【トラベルチーム】実は予定より2人少ない

今度の新しい15Uチームは、14Uからの残留選手は6人いるのですが、実は当初は8人残留の予定でした。
ところが冬の練習が開始する直前、つまり11月に、2名がチームを去ったそうです。

その理由は。。。。



やっぱり  『お金』  でした。




このチーム&この監督は、費用の使い道に関しては非常にオープンです。つまり他のチームでよく聞く(実際に少なからずあるらしいです)、誰かが自分のポケットに入れている、という事はまずありません。

ではなぜこのチームでお金がかかるのかというと、
・試合(大会)にたくさん出場する。→ ほぼ毎週末。
・いい大会(=いいグラウンド=参加費が高い、たくさんのチームが参加)に出場する。
・いい大会へ数多く出ようとすると、遠方の大会への参加が多くなる(=宿泊費やガソリン代がかかる)
という事になります。

更にお金以外にも、
・遠方大会の参加は、親が(仕事を休んで)連れて行く必要あり




詳しくは分かりませんが、辞めた2家族はきっと今年も負担を感じておられたんでしょう。


ではうちはどうなんだ?と問われると、
正直、お金は結構かかっているし、それなりの負担にもなっています。
シーズンになると収入を支出が上回り、残高が減っていくのが分かります。。。
会社休みを取り続けるのもそれなりに負担です。


でも、


それでも、今しか出来ない事をやらせてあげたい。
出て行くモノ以上の充実感を感じています。



ちなみに辞めた2家族はお互いに仲良しだったので、きっと一緒に違うチームに入ったんだろうと推測します。


That's life. これが人生さ。しょーがない。

・・・とコーチがつぶやいていました。






2013年12月2日月曜日

【トラベルチーム】冬の練習スタート!

昨年と同じく、12/1を初日としてトラベルチームの冬の練習が始まりました。
昨年は(金)(土)(日)の週3回でしたが、今年は(土)(日)(月)になりました。

さて、本日が初日でした。
約2.5ヶ月ぶりにチームメートに会えるのでうちの子はやや緊張気味?かと思いきや、非常にリラックスした様子。
それでも練習場の前の駐車場でチームメートの顔を見た途端に、突然元気になりました。

久しぶりに見るチームメートたち。この数ヶ月で明らかに大きくなった子もいました。さすがに伸び盛りの年齢。

本日初日の練習には10人の選手が来ていましたが、14Uチームから残留した選手はそのうち4人で、それ以外の選手は今回から参加した子供たち。と言っても、8月に行われたトライアウトや、その後の秋の大会に参加していた選手がほとんどで、既にお互いに顔見知り。なので、初日から和気あいあいとした雰囲気でした。
これに、今日来ていなかった3名(うち2名は14Uからの残留)を加えた選手で来年の春を戦います。

去年は、特にウエイトトレーニングがきつかったようで、うちの子は初回練習後に筋肉痛を訴えていましたが、今年はジムに通っている成果が出ているのか、さほどでもなかったようです。
久しぶりにピッチング練習もしましたが、全力で投げていなかったせいか(まだ全力で投げるなとコーチに言われたそうです)、コントロールもよかったです。

練習は3/9(日)が最終日となり、3/10(月)に州内各高校でトライアウトが開催されるそうです。しっかり練習し、そして勉強もしっかりやってもらいたいものです。





2013年11月19日火曜日

野球マンガ

他の英語圏の国はよく分かりませんが、アメリカではMangaやAnimeはちゃんとした英語として認知されています。本屋さんに行けばMangaコーナーがあります。

だけど、野球マンガや野球アニメはこちらでは見た事ありません。


うちには日本から持ってきたり、今でも買い続けている野球のマンガがいろいろあります。
元々は私が持っていたものを子供が読んだり(ドカベン、キャプテン、など)、子どもが買ったものを私が読むこともあります(Major、おおきく振りかぶって、など)。

アメリカに来てこちらの野球を数年間体験した後で、改めてマンガの内容を思い出してみると、以前日本にいた時に読んだ時と少し見方が変わっているのに自分で気づきました。


例えば『キャプテン』。
谷口キャプテンの姿は、一言で言うと、【努力は報われる】という事を表現した作品だと思います。
一方で、実はこの作品の良さ・面白さはアメリカ人には分からないだろうという事は後から気づきました。
更に、指を骨折しながらピッチャーをやったり、爪が剥がれながらボールを投げたり、というのは、今改めて読むとちょっとやり過ぎの感もあります.
きっとアメリカ人たちはこう言うでしょう。『Crazy!!』


それから『Major』。
主人公は『努力』はしているものの、基本的には生まれながらの天才なので、キャプテンとは全体の趣がかなり異なります。
作品の中で、無茶とも言えるピッチングはアメリカ人にはやや理解しがたい感じがしますが、『今を全力でやらない者は何も得られない』という考えは理解されるかもしれません。
それでもやはり、目の前の事だけを考えてその先の事を考えない行動は、アメリカ人に理解してもらうのは難しいと思います。


そして、今でもうちの子どもが読み続けているのは、『おおきく振りかぶって』と『Dreams』です。
後者は魔球モノ完全娯楽作品(面白いです)なので、今回はコメントしませんが、
前者は私が読んでもなかなか興味深いです。(発行のペースが遅いのが玉に瑕ですが。。。)


『おおきく振りかぶって』は高校野球が舞台ですが、ずば抜けた能力のスーパースターがおらず、また各登場人物のココロが場面場面で丁寧に描かれており、非常に現実味のある作品だと思います。

この作品に特に面白さを感じるのは、アメリカの野球が基本的に投げる・打つを中心とした大型野球なのに対し、決して強豪では無い高校野球部がいろいろな事を考えながらスモールベースボールをやっている点です。
まさにベースボールと野球の違い。でしょうか。

それに加えて、体罰などの描写が全く登場しないのは安心して読めるとともに、『時代が変わったな』と感じます。(例えばドカベンでは、山田太郎が高校に入った時に土井垣キャプテンにバットでど突かれてました。)

この作品は、誤解を恐れずに言えば【地味な作品】ですので、アメリカ人にとって『面白い』と感じられる事はまず無いでしょう。


結論: やっぱり野球マンガは時代を超えておもしろい!




2013年11月15日金曜日

【高校野球】冬のトレーニング

先日早くも初雪が降りました。朝晩の気温は氷点下です。
この季節になると、以前住んでいた南カリフォルニアが本当に恋しいです。
(先週行きましたが、昼間に車に乗るときは冷房ガンガンでした。)


ちょっと話題がそれますが、昨日、学校で先生との面談がありました。
(中学も同じですが)こちらの高校には『担任の先生』がいません。
よって、各教科ごとに、受け持ちの先生とひとりずつ面談します。
うちの子が今取っているクラスは、英語、数学、社会、生物、体育、スペイン語(!)ですので、6人の先生達と面談しました。

その中で、実は体育の先生が昨年までいたトラベルチームのコーチの弟だという事がわかりました。2012年4月12日のブログに書いた、バッティングを教えてくれた人です。顔そっくり。

そういう縁もあって、うちの高校の野球部の事を少し聞いたところ、もう少ししたら冬のトレーニングが始まるらしいという事を教えてくれました。
どうも学校内のどこか(体育館?)にバッティングネット(トンネル)を張って練習するそうです。
(2013年8月10日のブログに書いた、アンオフィシャルの練習)

どんなトレーニングなのかちょっと楽しみ。
だけどきっと親は見学できないんですよね。。。。。残念。


それから、同じ先生から、『来年はウエートリフティングのクラスを取るといいよ、野球にも絶対に役立つから。』とアドバイスをもらいました。
今年はよくわかっていなかったのですが、体育のクラス以外にウエートリフティングのクラスがあるらしいです。

日本ではちょっと考えられない。
恐るべしアメリカ。







2013年11月1日金曜日

外での練習ももうすぐ終わりです

こちらは朝晩だけでなく昼間もめっきり寒くなってきました。
気温は一桁℃です。
外で練習できるのも、もう少しだけですね。

実は先週日本に戻っていたのですが、昼間は半袖でした。
だいぶ違います。


さて、トラベルチームの活動が終了した以後、肩を休める意味もあって、
外での野球の練習はまったくやっていなかったのですが、
先週末にホントに久しぶりに公園に行って練習しました。

(と言っても、少しキャッチボールをしてバッティングをしただけです。)


恐らくこんなに長い間ボールを投げたり打ったりしなかったのは、
3年生の時に日本の少年野球チームに入って以来初めてでしょう。
なので、なぜか私が少しドキドキ。

だけど子供は至って普通で、ふーんそれで?って感じでした。


さて、久しぶりに子供が投げた球を受けましたが、
軽く投げていた割に球の速さはまずまずでしたが、キレがなかったような。

それから、久しぶりのバッティング練習も、飛距離が今一つでした。

さすがに1ヶ月も練習をサボったらそれなりの結果になるという事ですね。


さて、11月になったら高校での練習が始まると聞いています。
一方で来年のトラベルチームの練習は12月から始まります。

日本の中学3年生はそろそろ高校受験の準備でしょうか。
数ヶ月も練習していない状態で高校に入ったらどうなるんだろう???

・・・と、余計なお世話かもしれませんが気になってしまいました。