昨年11月に終わった対外試合。
いよいよ3月1日に解禁になります。
小学校低学年(アメリカ)、高学年(日本)、中学校(アメリカ)、そして高校(アメリカ)と、ほとんどの週末は子どもの野球に関わってきました。
試合を見たり、練習に送り迎えしたり、練習のお手伝いをしたり。。。
高校1年の夏に日本に帰国してからも、11月までは同じような生活でしたが、
ここ数ヶ月間は本当に久しぶりに生活パターンが変わりました。
そして、今週末の日曜日から元のパターンに戻ります。
早速初日から練習試合の予定で、少し遠くの相手チームの学校にお邪魔します。
この冬のトレーニングで他の選手はどう変わったんだろう?
うちの子は毎日見ているのであまり変化に気づかないが、他の人から見るとどう変わったように見えるんだろう?
・・・なんてことを考えながら、今から待ちきれません。
アメリカ人なら I can't wait!! とでも言うのかな。
たかが練習試合なんですけどね。
ちなみに今週は試験週間のため練習はお休みです。
本人は野球なんて雰囲気は全くありません。
毎日勉強しています。
こんなに勉強している姿は見た事ないぞ!?
高校の編入試験の前も、これほどは集中して勉強していなかったような。。。。。
金曜日まで試験なので、その日の夕方と土曜日は練習ですが、
翌日いきなり試合って大丈夫なのか????
これがアメリカならば全く驚きませんが、ここは日本だもんね~~
============================================
2/28更新
3/1が解禁と言うのは間違いで、3/8でした。
3/1はただの【合同練習】で、練習試合ではないそうです。
【試合形式】の練習すらもできないとか。
日本にはややこしいルールがあるんだなぁ。。。。。
どっちにしても雨のようですが。。。。。
[2017年5月説明追記] 息子が大学の硬式野球部に入りました。さてどうなるか。 [2014年7月説明追記] 日本に戻ってきました。果たして日本の高校野球になじめるか??(本人も親も) [2013年8月説明追記] 子供が高校に入るため、タイトルを変更しました。 [2012年2月説明追記] アメリカに来て1年が経ち、もはや少年野球と言う感じでは無くなってきたため、タイトルを変更します。 ----- [以下、元の説明] ----- このたび(2011年1月)アメリカに移り住むことになりました。 小学校6年生の子供(♂)は日本の軟式野球チームに入って 毎週末試合&練習に明け暮れていますが、 アメリカに来た後、彼の野球生活はどのように変わるのでしょうか? 現在、何もまだ分からない状態から、 少しずつ分かったこと、経験したことを、 日記のように書き残していきたいと思います。
2015年2月25日水曜日
2015年2月8日日曜日
2つ目のグラブ
日本語ではグラブともグローブとも言いますが、英語(glove)の発音からだとグローブにはならないんだけどなぁ。。。。
あと、gloveとmitt(キャッチャー用とファースト用)はアメリカでははっきり区別されていたなぁ。。。。
などと思い出しつつ、
先日、子どものファーストミットを買いに行きました。
今まで使っていたやつがだいぶん痛んできたので、対外試合が始まる前に買ってしっかり慣らしておこう、という事でこのタイミングになりました。
今まで使っていたものは数年前にアメリカで買った100ドル強(今の為替レートだと1.5万円ほど)のもので、当時スポーツ店をいくつか回った上で一番高級なものを買った記憶があります。
それでも恐らく日本では硬式用と呼ばれるレベルのものではなく、まあ値段相応のもので、日本で売られている硬式用は本当に皮の品質などが高級だなぁと感じます。
(そしてお値段も高級。。。。。)
2014年7月24日に書いたとおり、ピッチャー用のグラブは帰国後に買いましたので、今回のファーストミットは帰国後日本で買った二つ目のグラブ。
今回は近所のスポーツショップではなく、少し離れたお店へ行きました。
スポーツショップにはあちこち行きましたが、この店は硬式用の道具がこれまで見た中で最も品揃えが豊富でした、。
お値段は定価5万円台の30%引きで3万円台。これまた昨年買ったピッチャー用のグラブとほぼ同じ。
当時と同じ事を書きますが、
『日本で野球をやろうとすると金がかかるなぁ。。。。。』
そして今回は子どもが『メンテナンス用のオイルもいっしょに買う』と言いました。
おっと、これは子どもの口から初めて聞いたぞ。
小学生の時はともかく、アメリカにいた中学生の頃は、道具を大切に使おうという意識はさほど感じられませんでした。
これは、文化の違いもあったのだと思います。
なにせ、守備から戻ってきた時にベンチでグラブをポーンと投げる子どももたくさんいて、それを見ているコーチや親は特に何も言いません。
日本では考えられない。
当時、『イチローはMLBでも道具の手入れは全部自分でやっているらしいぞ。』と教えてあげても特に反応なしでした。
日本で高校野球をやっていると、さすがに自然に道具を大切にする習慣が身に付いてきたのかな?
こういう点はアメリカ人を真似る必要は全く無いと思います。
そう言えば、自分のグラブとミットは昨年夏の帰国後一度も使っていない。。。
最後に使ったのは去年の5月。
もしやこの先、一度も使う機会は無いのか?????
あと、gloveとmitt(キャッチャー用とファースト用)はアメリカでははっきり区別されていたなぁ。。。。
などと思い出しつつ、
先日、子どものファーストミットを買いに行きました。
今まで使っていたやつがだいぶん痛んできたので、対外試合が始まる前に買ってしっかり慣らしておこう、という事でこのタイミングになりました。
今まで使っていたものは数年前にアメリカで買った100ドル強(今の為替レートだと1.5万円ほど)のもので、当時スポーツ店をいくつか回った上で一番高級なものを買った記憶があります。
それでも恐らく日本では硬式用と呼ばれるレベルのものではなく、まあ値段相応のもので、日本で売られている硬式用は本当に皮の品質などが高級だなぁと感じます。
(そしてお値段も高級。。。。。)
2014年7月24日に書いたとおり、ピッチャー用のグラブは帰国後に買いましたので、今回のファーストミットは帰国後日本で買った二つ目のグラブ。
今回は近所のスポーツショップではなく、少し離れたお店へ行きました。
スポーツショップにはあちこち行きましたが、この店は硬式用の道具がこれまで見た中で最も品揃えが豊富でした、。
お値段は定価5万円台の30%引きで3万円台。これまた昨年買ったピッチャー用のグラブとほぼ同じ。
当時と同じ事を書きますが、
『日本で野球をやろうとすると金がかかるなぁ。。。。。』
そして今回は子どもが『メンテナンス用のオイルもいっしょに買う』と言いました。
おっと、これは子どもの口から初めて聞いたぞ。
小学生の時はともかく、アメリカにいた中学生の頃は、道具を大切に使おうという意識はさほど感じられませんでした。
これは、文化の違いもあったのだと思います。
なにせ、守備から戻ってきた時にベンチでグラブをポーンと投げる子どももたくさんいて、それを見ているコーチや親は特に何も言いません。
日本では考えられない。
当時、『イチローはMLBでも道具の手入れは全部自分でやっているらしいぞ。』と教えてあげても特に反応なしでした。
日本で高校野球をやっていると、さすがに自然に道具を大切にする習慣が身に付いてきたのかな?
こういう点はアメリカ人を真似る必要は全く無いと思います。
そう言えば、自分のグラブとミットは昨年夏の帰国後一度も使っていない。。。
最後に使ったのは去年の5月。
もしやこの先、一度も使う機会は無いのか?????
2015年2月7日土曜日
冬練と春の大会
本日、春の大会の組み合わせ抽選会がありました。
地区の1次予選は4~5校のダブルイリミネーション方式、つまり1度負けてももう一試合戦う事ができるトーナメント方式で、1位と2位のチームが地区の2次予選に進みます。
日程は毎年同じで、今年は1試合目と2試合目がちょうど週末になるため、父兄の応援も多くなるかと思います。
会場は試合が出来るグラウンドを持つ高校で、ほとんどが私立高校です。
試合そのもの以外にも、いろいろな学校に行けるのが楽しみのひとつです。
1回戦の相手は、各学年に選手が25人前後いて、設備も整っているようなマンモス校になりました。
半分弱の部員しかいないうちの子の高校がどのような戦いをするのか、早くも楽しみです。
ところで、相変わらず平日も週末も練習をやっています。
12月1月はひたすら体力強化をやっていたそうですが、2月に入り少しずつ実戦形式の練習がはじまったようです。
紅白戦もやっているようですが、見に行けないので残念です。。。
12月に冬練が始まった時はあちこち筋肉痛を訴えていましたが、1月に入ると更に厳しいトレーニングになったようでした。しかし体が慣れたのか、筋肉痛は無いようです。
一方でけが人はボチボチいるようで、個人的には、少しやりすぎなんじゃないかと思っています。
だけどこれが日本のやり方。大ケガをしなければいいのですが。
痛くなったら無理をしなくてすむような環境ができていればさほど心配は無いかと思います。
実際、うちの子も一度足を痛めた時には、翌日に練習を休んで病院へ行きました。
痛い時には痛いと言える、非常に当たり前のことが当たり前にできる環境は、非常に大切と思います。
こんな事に気を使うなんて、アメリカにいた時には考えられなかったですが。。。。。
最近のうちの子の体つきを見ると、贅肉が取れてきた割には体重は落ちておらず、筋肉質に変わってきているのだと思います。
一方で食欲は旺盛で、まあよくもあれだけ食えるもんだと感心します。
来月から対外試合が解禁です。
11月中旬以後、うちの子以外の選手達がどのように変わったか、全く分かりません。
1ヵ月後にチームを見るのが楽しみです。
地区の1次予選は4~5校のダブルイリミネーション方式、つまり1度負けてももう一試合戦う事ができるトーナメント方式で、1位と2位のチームが地区の2次予選に進みます。
日程は毎年同じで、今年は1試合目と2試合目がちょうど週末になるため、父兄の応援も多くなるかと思います。
会場は試合が出来るグラウンドを持つ高校で、ほとんどが私立高校です。
試合そのもの以外にも、いろいろな学校に行けるのが楽しみのひとつです。
1回戦の相手は、各学年に選手が25人前後いて、設備も整っているようなマンモス校になりました。
半分弱の部員しかいないうちの子の高校がどのような戦いをするのか、早くも楽しみです。
ところで、相変わらず平日も週末も練習をやっています。
12月1月はひたすら体力強化をやっていたそうですが、2月に入り少しずつ実戦形式の練習がはじまったようです。
紅白戦もやっているようですが、見に行けないので残念です。。。
12月に冬練が始まった時はあちこち筋肉痛を訴えていましたが、1月に入ると更に厳しいトレーニングになったようでした。しかし体が慣れたのか、筋肉痛は無いようです。
一方でけが人はボチボチいるようで、個人的には、少しやりすぎなんじゃないかと思っています。
だけどこれが日本のやり方。大ケガをしなければいいのですが。
痛くなったら無理をしなくてすむような環境ができていればさほど心配は無いかと思います。
実際、うちの子も一度足を痛めた時には、翌日に練習を休んで病院へ行きました。
痛い時には痛いと言える、非常に当たり前のことが当たり前にできる環境は、非常に大切と思います。
こんな事に気を使うなんて、アメリカにいた時には考えられなかったですが。。。。。
最近のうちの子の体つきを見ると、贅肉が取れてきた割には体重は落ちておらず、筋肉質に変わってきているのだと思います。
一方で食欲は旺盛で、まあよくもあれだけ食えるもんだと感心します。
来月から対外試合が解禁です。
11月中旬以後、うちの子以外の選手達がどのように変わったか、全く分かりません。
1ヵ月後にチームを見るのが楽しみです。
2015年1月9日金曜日
野球マンガ(その2)
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
2011年1月に始めたこのブログも、タイトルを3回変えながら、これで5年目を迎えることになりました。
この4年間のページビューの数が12,000回余りとは、もしや史上最低の少なさでしょうか(笑)
3年半のアメリカ生活を終え、日本に戻ってから約半年が過ぎました。
こちらにいると、目や耳に入ってくるもの全てが理解できてしまう(日本語なので当たり前)ので、アメリカにいた時に比べて無意識のうちに入ってくる情報量が非常に多いです。
さて、今回は野球マンガについてです。
実は2013年11月19日のブログに、当時野球マンガについて思っていたことを書きましたが、
日本帰国後に新たな野球マンガを読み始めました。
この本の事を知ったのはどこだったのか、思い出せません。上に書いた、『無意識のうちに入ってきた情報』の類だったかもしれません。
舞台は都立高校野球部。
昔ながらの上下関係が厳しく監督の権限が巨大な組織の中での日常が描かれた青春マンガで、現役野球部の選手はもちろん、元野球少年の皆さんは『そうそう』とうなずかれる描写がびっしりの内容と思います。
高校野球をやっていなかった私自身が読んでも、あぁきっと野球部ってこんな感じだったんだろうなぁ、今でもこんな雰囲気の野球部もあるのだろうか。。。などと面白おかしく読んでいます。
一方で野球の試合の場面はほんの少しだけとなっていて、そちらを期待する作品ではありません。
うちの子の所属している野球部はここまで理不尽な状況ではなさそうで、先輩後輩の関係の厳しさはあるものの、ここまで極端では無いようです。
これは時代が変わったからなのか、それともうちの子の高校が『マトモ』なのか。。。
まあ、いずれにせよ、このマンガがアメリカ人に理解される事は無いでしょう。
だけどこのマンガ、大きな書店はともかく、小さな本屋さんには置いていない事が多いです。
あまり人気がないんですかね?
なお、連載は月刊チャンピオンでされているそうです。
これまで4巻が発売されていて、2月には第5巻が発売される予定です。
もちろん買います。
2014年12月29日月曜日
練習納め
本日12/28はうちの子の高校チームの練習納めでした。
なんでも、午前中は学校で勉強し、午後は練習、というスケジュールになっていたようです。
冬休みの宿題がいっぱい出ているようなので。。。
そして新年は1/4から練習開始です。
ゴールデンウィークもお盆も野球ですが、年の暮れと正月の数日だけは休みなんですね。
日本の練習熱はすごいなぁ。。。。と思っていたのですが、
そう言えばアメリカではクリスマス前まで練習をやって、年明けの初日は1/2だったりしたなぁ。。。
野球バカなのはアメリカも日本もおなじか。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
なんでも、午前中は学校で勉強し、午後は練習、というスケジュールになっていたようです。
冬休みの宿題がいっぱい出ているようなので。。。
そして新年は1/4から練習開始です。
ゴールデンウィークもお盆も野球ですが、年の暮れと正月の数日だけは休みなんですね。
日本の練習熱はすごいなぁ。。。。と思っていたのですが、
そう言えばアメリカではクリスマス前まで練習をやって、年明けの初日は1/2だったりしたなぁ。。。
野球バカなのはアメリカも日本もおなじか。
それでは皆様、よいお年をお迎えください。
2014年12月21日日曜日
中学は硬式か軟式か
今回は議論が尽きない、日本の野球の永遠のテーマを。 やや長文です。
小学生の時に硬式野球を始めた子は、何か特別な理由がない限りは中学でもそのまま硬式野球を続けていると思います。
問題は、小学生の時に軟式野球をやっていた子。野球を続けるとしたら中学でどちらを選ぶか。
日本の小学生は、恐らく硬式よりも軟式人口の方が圧倒的に多いと思いますので、6年生の秋ごろからチーム内や家庭内でこの話題になっているのではないでしょうか。
いろいろな事を考えて結論を出すことになると思いますが、
議論のひとつの中に、『硬式ボールは硬くて重たいのでケガをしやすい。』という意見があると思います。
一方その反論として、『ちゃんとした指導がされればそんなことはない。アメリカでは軟式ボールは無く、みんな硬式をやっている。アメリカでケガ人だらけとは聞いた事がない。』と。
いずれもなるほどと思わせる意見です。
が、アメリカの野球に関して、重要な事実が抜けていると思います。
それは以下の通り。
(1) アメリカの中学野球は(日本と違って)高校野球の予備校的な考え方は無い。
どうやら日本の中学野球は(特に硬式は)、高校野球を目指す子たちの準備段階、といった意味合いでとらえられている感があります。
アメリカでは、野球をやっている中学生のほとんどは違う季節に他のスポーツもやっています。いや、高校生でも掛け持ちが普通。中学生の時から野球一筋、などという考えは日本から来ている子くらいかも???
(2) (1)が故にアメリカでは中学生に高校生と同じレベル(環境)を求めない。すなわち、ダイヤモンドは狭く、バットは軽い。
日本では(1)の考えがあるためでしょうか、(グラウンドの都合もあると思いますが)、中学1年生になったら大人(高校生)と同じダイヤモンドの広さで野球をします。
すなわち、
アメリカでは(2011年7月3日にも書きましたが)、
そして15歳以上でようやく大人と同じ広さです。(但し14歳は大人と同じの大会もある)
つまり、投手も捕手も内野手も、日本に比べて負担が小さい。
うちの子は日本の小学校では軟式野球をやっていて、卒業してからアメリカに行った時にはまだ12歳でしたので、日本より狭くなりました。
そしてその後の2年で少し広いダイヤモンドとなり、高校になってようやく大人と同じになりました。
バットに関しては、日本の硬式野球では『中学硬式野球用』というバットを使うようですね。
重さは780~850gくらいが多いようです。
小学軟式用は重くても600gでしたので、急に重たくなります。
うちの子は、12歳の時にアメリカで最初に買ったバットは640gでした。監督からはもっと軽いバットを薦められました(2011年4月19日のブログ参照)。
そこから毎年買い換えましたが、14U(中学3年)の時に使っていたのが765g、そして高校に入ると重さの制限が始まりますが、それでも使っていたのは822gでした。
アメリカでは高校を卒業するまでこの重さのバットが使えます。
つまり、バッターにとってもアメリカの方が負担が小さい。
ところで、日本の高校野球が重さの制限をしている理由は、打球が速くて危険になるのを防止するためと聞きました。
アメリカでは、打球が速い危険性を抑えるために、バットを重たくするのではなく、バットの反発係数を抑えるというルールが作られました。
選手への負担という観点では理にかなった方法と思います。
ちなみにアメリカで900gなんて重たいバットを使っている高校生は恐らく誰もいないと思います。(木製バットは別ですが。)
うちの子の場合は、小学校では軟式野球をやっていて、日本の学年で中1から高1の夏までアメリカで硬式野球をやりました。
体への負担という観点だけを考えた場合、これは恵まれた環境だったとつくづく思います。
実際は親(私)の仕事の都合だけで決まった事ですが。。。。。
小学生の時に硬式野球を始めた子は、何か特別な理由がない限りは中学でもそのまま硬式野球を続けていると思います。
問題は、小学生の時に軟式野球をやっていた子。野球を続けるとしたら中学でどちらを選ぶか。
いろいろな事を考えて結論を出すことになると思いますが、
議論のひとつの中に、『硬式ボールは硬くて重たいのでケガをしやすい。』という意見があると思います。
一方その反論として、『ちゃんとした指導がされればそんなことはない。アメリカでは軟式ボールは無く、みんな硬式をやっている。アメリカでケガ人だらけとは聞いた事がない。』と。
いずれもなるほどと思わせる意見です。
が、アメリカの野球に関して、重要な事実が抜けていると思います。
それは以下の通り。
(1) アメリカの中学野球は(日本と違って)高校野球の予備校的な考え方は無い。
どうやら日本の中学野球は(特に硬式は)、高校野球を目指す子たちの準備段階、といった意味合いでとらえられている感があります。
アメリカでは、野球をやっている中学生のほとんどは違う季節に他のスポーツもやっています。いや、高校生でも掛け持ちが普通。中学生の時から野球一筋、などという考えは日本から来ている子くらいかも???
(2) (1)が故にアメリカでは中学生に高校生と同じレベル(環境)を求めない。すなわち、ダイヤモンドは狭く、バットは軽い。
日本では(1)の考えがあるためでしょうか、(グラウンドの都合もあると思いますが)、中学1年生になったら大人(高校生)と同じダイヤモンドの広さで野球をします。
すなわち、
プレート~ホームベース=18.44m(60.5フィート)
塁間=27.43m(90フィート)
です。アメリカでは(2011年7月3日にも書きましたが)、
11歳~12歳
プレート~ホームベース=15.24m(50フィート)
塁間=21.34m(70フィート)
13歳~14歳
プレート~ホームベース=16.46m(54フィート)
塁間=24.38m(80フィート)
つまり、投手も捕手も内野手も、日本に比べて負担が小さい。
うちの子は日本の小学校では軟式野球をやっていて、卒業してからアメリカに行った時にはまだ12歳でしたので、日本より狭くなりました。
そしてその後の2年で少し広いダイヤモンドとなり、高校になってようやく大人と同じになりました。
バットに関しては、日本の硬式野球では『中学硬式野球用』というバットを使うようですね。
重さは780~850gくらいが多いようです。
小学軟式用は重くても600gでしたので、急に重たくなります。
うちの子は、12歳の時にアメリカで最初に買ったバットは640gでした。監督からはもっと軽いバットを薦められました(2011年4月19日のブログ参照)。
そこから毎年買い換えましたが、14U(中学3年)の時に使っていたのが765g、そして高校に入ると重さの制限が始まりますが、それでも使っていたのは822gでした。
アメリカでは高校を卒業するまでこの重さのバットが使えます。
つまり、バッターにとってもアメリカの方が負担が小さい。
ところで、日本の高校野球が重さの制限をしている理由は、打球が速くて危険になるのを防止するためと聞きました。
アメリカでは、打球が速い危険性を抑えるために、バットを重たくするのではなく、バットの反発係数を抑えるというルールが作られました。
選手への負担という観点では理にかなった方法と思います。
ちなみにアメリカで900gなんて重たいバットを使っている高校生は恐らく誰もいないと思います。(木製バットは別ですが。)
アメリカ人に比べてパワーに劣る日本人が、より重たいバットを使わなくてはいけないとは。。。
=====
そして、上記の内容から導いた私なりの結論は、
アメリカの(硬式)野球は日本の硬式野球に比べて選手への負担が小さい。
※私は専門家ではなく一介の野球好きオヤジですので、証明せよとかデータを見せろとか言われても困ります。
=====
体への負担という観点だけを考えた場合、これは恵まれた環境だったとつくづく思います。
実際は親(私)の仕事の都合だけで決まった事ですが。。。。。
2014年11月30日日曜日
これまでに感じた日本の高校野球とは(その4)
今回は最近何かと話題のピッチャーの起用方法について。
日本では来年の大会から延長に入ったらサドンデス方式が取られることが決まったようです。
ピッチャーの投球負担を考えてのことだと思います。
その話は置いておいて、
これまで見た日本の高校野球のピッチャーの起用方法はどうか。
少なくともうちの子のチームでは、ピッチャーに過度の負担はかけていないと思います。
土日に試合が最大4試合あったとして、ひとりのピッチャー当たりの投げる投球回数は9回までです。
アメリカでは試合が7回まででしたので、アメリカに比べると多く投げているとは思いますが、投げすぎというほどでは無いと思います。
ところが、実は先日、ある公式戦を見学に行きました。
うちの子の高校が出ていたわけではありませんが、県内トップクラスの高校が試合をするということなので、どんな様子なんだろうと興味があったので。
そこで試合をした、甲子園に出たこともある某高校。
土曜日に1試合、日曜日に1試合行ったのですが、土曜日に9回完投したピッチャーが日曜日にも先発登板していました。
いわゆる強豪校なので、(よく知りませんが)他にいいピッチャーがいないという事は無いと思います。
公式戦と言っても甲子園出場が絡む訳では無い、ローカル大会ですし。
私の日本の高校野球のイメージは、
いわゆる強豪校にはいいピッチャーがたくさんいるので、エースピッチャーに負担をかけることなくローテーションが組める。
いわゆる一般校はいいピッチャーが限られるので、ひとりのエースピッチャーに負担がかかる。
ここまでを見る限り、どうもそういう訳でもなさそうです。
・・・と言っても、うちの高校の場合、これまで公式戦は1試合だけで残りは全部練習試合でしたので、公式戦になるとまた違うのかもしれません。。。
日本では来年の大会から延長に入ったらサドンデス方式が取られることが決まったようです。
ピッチャーの投球負担を考えてのことだと思います。
その話は置いておいて、
これまで見た日本の高校野球のピッチャーの起用方法はどうか。
少なくともうちの子のチームでは、ピッチャーに過度の負担はかけていないと思います。
土日に試合が最大4試合あったとして、ひとりのピッチャー当たりの投げる投球回数は9回までです。
アメリカでは試合が7回まででしたので、アメリカに比べると多く投げているとは思いますが、投げすぎというほどでは無いと思います。
ところが、実は先日、ある公式戦を見学に行きました。
うちの子の高校が出ていたわけではありませんが、県内トップクラスの高校が試合をするということなので、どんな様子なんだろうと興味があったので。
そこで試合をした、甲子園に出たこともある某高校。
土曜日に1試合、日曜日に1試合行ったのですが、土曜日に9回完投したピッチャーが日曜日にも先発登板していました。
いわゆる強豪校なので、(よく知りませんが)他にいいピッチャーがいないという事は無いと思います。
公式戦と言っても甲子園出場が絡む訳では無い、ローカル大会ですし。
私の日本の高校野球のイメージは、
いわゆる強豪校にはいいピッチャーがたくさんいるので、エースピッチャーに負担をかけることなくローテーションが組める。
いわゆる一般校はいいピッチャーが限られるので、ひとりのエースピッチャーに負担がかかる。
ここまでを見る限り、どうもそういう訳でもなさそうです。
・・・と言っても、うちの高校の場合、これまで公式戦は1試合だけで残りは全部練習試合でしたので、公式戦になるとまた違うのかもしれません。。。
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