2014年11月30日日曜日

これまでに感じた日本の高校野球とは(その1)


このブログのタイトルには『アメリカ人になったつもりで見た日本の高校野球』とありますが、帰国後半年も経たずに早くもアメリカでの感覚が薄れつつあり、日本の高校野球が普通になってきています。
やっぱり日本人なんだなぁ。。。と思ってしまいます。

それでも昔を思い出して(と言っても数ヶ月前ですが)、アメリカ人になったつもりでこれまでの感想を数回に分けて書いてみたいと思います。


これは、うちの子のチームの練習試合を見た感想ですので、大前提として、【特に有力な選手を集めたわけでは無い一般公立高校】の話です。
アメリカにいた時も普通の公立高校でしたので、同じ土俵で比較できると思います。



投手力:
これまで対戦した日本のピッチャーは直球とカーブしか投げないのがほとんど。アメリカだとチェンジアップを含めて3種類以上の球種が普通でした。
スライダーを投げるピッチャーがいましたが、打つほうはかなりてこずっていました。強力な武器になります。
直球のスピードは、うちの子に言わせると、あまり変わらないようです。
私の素人目から見たところ、きれいなフォームのピッチャーが多いですね。
それから、以前も書きましたが、サイドスロー、アンダースローのピッチャーが多いです。


打撃力:
長打力は間違いなくアメリカの方が上。はるかに上。
総合的な打力もアメリカの方が上と思います。
この差がどこから出ているのかというと、うちの子のチームに限って言うと、グラウンドが狭いためバッティング練習の時間が短い(らしい)。限られた時間では守備練習を優先しバッティング練習は相対的に短い。などが主な原因と思います。
長打力の差は明らかに体格の差です。


守備力:
説明が難しいのですが、日本の高校生は応用力とでも言うか、そういうのが低い気がします。例えばボールがイレギュラーして内野ゴロを前に落とした。それを拾ってすぐいい球を投げればアウトなのに暴投してしまう、とか。
まじめに、基本に忠実に、練習しすぎなのかな?予測外の事態が発生した時に慌ててしまう傾向があるように思います。
アメリカでは守備練習でもバックハンドとかランニングスローとかジャンピングスローとか、日本でやったら怒られそうな事を練習の時からやっていました。日本の子はそんな事をやったら怒られてしまうので、いざという時にできない、のかな?
基本ができた頃から応用力をつける練習をするのがいいのかな。


走塁力:
走塁は圧倒的に日本の方が上手と思い込んでいたのですが、ここまで見た限りではそうとも言えません。練習試合では牽制球でアウトになるケースをよく見ます。
ランナーのリードは日本の方が大きく、その分アウトになる事も多い。その割には盗塁は少なく、送りバントが多い。何となくちぐはぐな印象です。
だけど、各人が一生懸命にチャレンジしていると思います。リードも戻れるギリギリまで取っている。アメリカではもう少し適当だった。
これも守備力と同じく、まじめ過ぎるのが逆効果になっているのか??



つづく。。。



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