2014年12月29日月曜日

練習納め

本日12/28はうちの子の高校チームの練習納めでした。

なんでも、午前中は学校で勉強し、午後は練習、というスケジュールになっていたようです。
冬休みの宿題がいっぱい出ているようなので。。。


そして新年は1/4から練習開始です。

ゴールデンウィークもお盆も野球ですが、年の暮れと正月の数日だけは休みなんですね。


日本の練習熱はすごいなぁ。。。。と思っていたのですが、

そう言えばアメリカではクリスマス前まで練習をやって、年明けの初日は1/2だったりしたなぁ。。。


野球バカなのはアメリカも日本もおなじか。




それでは皆様、よいお年をお迎えください。





2014年12月21日日曜日

中学は硬式か軟式か

今回は議論が尽きない、日本の野球の永遠のテーマを。 やや長文です。



小学生の時に硬式野球を始めた子は、何か特別な理由がない限りは中学でもそのまま硬式野球を続けていると思います。

問題は、小学生の時に軟式野球をやっていた子。野球を続けるとしたら中学でどちらを選ぶか。

日本の小学生は、恐らく硬式よりも軟式人口の方が圧倒的に多いと思いますので、6年生の秋ごろからチーム内や家庭内でこの話題になっているのではないでしょうか。



いろいろな事を考えて結論を出すことになると思いますが、

議論のひとつの中に、『硬式ボールは硬くて重たいのでケガをしやすい。』という意見があると思います。

一方その反論として、『ちゃんとした指導がされればそんなことはない。アメリカでは軟式ボールは無く、みんな硬式をやっている。アメリカでケガ人だらけとは聞いた事がない。』と。


いずれもなるほどと思わせる意見です。

が、アメリカの野球に関して、重要な事実が抜けていると思います。


それは以下の通り。


(1) アメリカの中学野球は(日本と違って)高校野球の予備校的な考え方は無い。

どうやら日本の中学野球は(特に硬式は)、高校野球を目指す子たちの準備段階、といった意味合いでとらえられている感があります。

アメリカでは、野球をやっている中学生のほとんどは違う季節に他のスポーツもやっています。いや、高校生でも掛け持ちが普通。中学生の時から野球一筋、などという考えは日本から来ている子くらいかも???



(2) (1)が故にアメリカでは中学生に高校生と同じレベル(環境)を求めない。すなわち、ダイヤモンドは狭く、バットは軽い。

日本では(1)の考えがあるためでしょうか、(グラウンドの都合もあると思いますが)、中学1年生になったら大人(高校生)と同じダイヤモンドの広さで野球をします。
すなわち、
   プレート~ホームベース=18.44m(60.5フィート)
   塁間=27.43m(90フィート)
です。

アメリカでは(2011年7月3日にも書きましたが)、
 11歳~12歳
   プレート~ホームベース=15.24m(50フィート)
   塁間=21.34m(70フィート)

 13歳~14歳
   プレート~ホームベース=16.46m(54フィート)
   塁間=24.38m(80フィート)

そして15歳以上でようやく大人と同じ広さです。(但し14歳は大人と同じの大会もある)

つまり、投手も捕手も内野手も、日本に比べて負担が小さい。


うちの子は日本の小学校では軟式野球をやっていて、卒業してからアメリカに行った時にはまだ12歳でしたので、日本より狭くなりました。

そしてその後の2年で少し広いダイヤモンドとなり、高校になってようやく大人と同じになりました。



バットに関しては、日本の硬式野球では『中学硬式野球用』というバットを使うようですね。
重さは780~850gくらいが多いようです。
小学軟式用は重くても600gでしたので、急に重たくなります。

うちの子は、12歳の時にアメリカで最初に買ったバットは640gでした。監督からはもっと軽いバットを薦められました(2011年4月19日のブログ参照)。

そこから毎年買い換えましたが、14U(中学3年)の時に使っていたのが765g、そして高校に入ると重さの制限が始まりますが、それでも使っていたのは822gでした。
アメリカでは高校を卒業するまでこの重さのバットが使えます。

つまり、バッターにとってもアメリカの方が負担が小さい。



ところで、日本の高校野球が重さの制限をしている理由は、打球が速くて危険になるのを防止するためと聞きました。

アメリカでは、打球が速い危険性を抑えるために、バットを重たくするのではなく、バットの反発係数を抑えるというルールが作られました。
選手への負担という観点では理にかなった方法と思います。

ちなみにアメリカで900gなんて重たいバットを使っている高校生は恐らく誰もいないと思います。(木製バットは別ですが。)

アメリカ人に比べてパワーに劣る日本人が、より重たいバットを使わなくてはいけないとは。。。


=====

そして、上記の内容から導いた私なりの結論は、

アメリカの(硬式)野球は日本の硬式野球に比べて選手への負担が小さい。


※私は専門家ではなく一介の野球好きオヤジですので、証明せよとかデータを見せろとか言われても困ります。



=====

うちの子の場合は、小学校では軟式野球をやっていて、日本の学年で中1から高1の夏までアメリカで硬式野球をやりました。

体への負担という観点だけを考えた場合、これは恵まれた環境だったとつくづく思います。

実際は親(私)の仕事の都合だけで決まった事ですが。。。。。






2014年11月30日日曜日

これまでに感じた日本の高校野球とは(その4)

今回は最近何かと話題のピッチャーの起用方法について。



日本では来年の大会から延長に入ったらサドンデス方式が取られることが決まったようです。
ピッチャーの投球負担を考えてのことだと思います。


その話は置いておいて、
これまで見た日本の高校野球のピッチャーの起用方法はどうか。


少なくともうちの子のチームでは、ピッチャーに過度の負担はかけていないと思います。
土日に試合が最大4試合あったとして、ひとりのピッチャー当たりの投げる投球回数は9回までです。

アメリカでは試合が7回まででしたので、アメリカに比べると多く投げているとは思いますが、投げすぎというほどでは無いと思います。



ところが、実は先日、ある公式戦を見学に行きました。
うちの子の高校が出ていたわけではありませんが、県内トップクラスの高校が試合をするということなので、どんな様子なんだろうと興味があったので。

そこで試合をした、甲子園に出たこともある某高校。
土曜日に1試合、日曜日に1試合行ったのですが、土曜日に9回完投したピッチャーが日曜日にも先発登板していました。
いわゆる強豪校なので、(よく知りませんが)他にいいピッチャーがいないという事は無いと思います。
公式戦と言っても甲子園出場が絡む訳では無い、ローカル大会ですし。



私の日本の高校野球のイメージは、
いわゆる強豪校にはいいピッチャーがたくさんいるので、エースピッチャーに負担をかけることなくローテーションが組める。
いわゆる一般校はいいピッチャーが限られるので、ひとりのエースピッチャーに負担がかかる。

ここまでを見る限り、どうもそういう訳でもなさそうです。


・・・と言っても、うちの高校の場合、これまで公式戦は1試合だけで残りは全部練習試合でしたので、公式戦になるとまた違うのかもしれません。。。







これまでに感じた日本の高校野球とは(その3)

今回は作戦について。



よく日本の高校野球は送りバントが多いと言われます。
これは、全くその通りだと思います。
どうしても1点欲しい時以外にも、えっここでもバント!?という場面も見ました。

だけどアメリカで全く送りバントが無かったわけでは無い。
特に、高校(15U)になってからはちょくちょく見かけました。



それから、打順に関していうと、
バントが上手だったり小技ができる選手が2番バッターにいる、というのが日本の野球と思っていました。これは実際その通りでした。

アメリカではそういうのはありませんでした。
打順の決め方はチーム(監督)の考え方によっていろいろだったので、お決まりのパターンというのがあまりなかったです。

だけど、4番バッターは長打力のある選手というのは同じのようです。



それ以外の作戦は日米で大きな差は感じられませんでした。

例えばスクイズ。日米どちらでも何回か見ましたが、大きな差は無かったように感じました。

ヒットエンドランとかランエンドヒットも似たような感じ。



ランナーコーチはアメリカの方が上手だったように思います。
それもそのはず、アメリカでは監督・コーチ(おとな)がやります。
日本では(少なくとも練習試合では)選手がかわりばんこ(じゃんけん?)でやっているようでした。



つづく。。。



これまでに感じた日本の高校野球とは(その2)

今回は肩の強さについて。


勝手な思い込みでしたが、日本人に比べてアメリカ人のほうが肩が強いのだろうと思ってました。
ところが日本の高校野球をこれまで見てきて、必ずしもそうでは無いことに気づきました。



まず気づいたのがキャッチャー。

アメリカにいた時の子どものチームメートにひとりすごく肩が強い子がいました。他のキャッチャーと明らかに違い、しかもバッティングもよかったので、きっとこういう子がいい大学からスカウトされるんだろうな、と思っていました。
ついでに言うと、ピッチャーとしてもすごい球を投げてました。(本職はあくまでもキャッチャー。)

日本に戻ってきて驚きました。

前回書きましたが、一般的な公立高校のキャッチャーでも肩が強い子がいる。アメリカで見たあの子とさほど変わらない。

なかなかどうして、大したもんです。



次に外野手。

イチローがライトから3塁へ矢のような送球をするとレーザービームと呼ばれていましたが、(もちろんイチローにはかないませんが)同じような感じで返球する子がいます。
彼はピッチャーでもあるので肩が強いのかもしれませんが、その事を知らずに最初に見た時は驚きました。日本の高校生もすごいな、と。



冷静に思い返すと、何を根拠にアメリカ人のほうが肩が強いと思い込んでいたのか不明です。

私の結論は、アメリカ人も日本人も、高校生は肩の強さはさほど変わらない。です。



つづく。。。

これまでに感じた日本の高校野球とは(その1)


このブログのタイトルには『アメリカ人になったつもりで見た日本の高校野球』とありますが、帰国後半年も経たずに早くもアメリカでの感覚が薄れつつあり、日本の高校野球が普通になってきています。
やっぱり日本人なんだなぁ。。。と思ってしまいます。

それでも昔を思い出して(と言っても数ヶ月前ですが)、アメリカ人になったつもりでこれまでの感想を数回に分けて書いてみたいと思います。


これは、うちの子のチームの練習試合を見た感想ですので、大前提として、【特に有力な選手を集めたわけでは無い一般公立高校】の話です。
アメリカにいた時も普通の公立高校でしたので、同じ土俵で比較できると思います。



投手力:
これまで対戦した日本のピッチャーは直球とカーブしか投げないのがほとんど。アメリカだとチェンジアップを含めて3種類以上の球種が普通でした。
スライダーを投げるピッチャーがいましたが、打つほうはかなりてこずっていました。強力な武器になります。
直球のスピードは、うちの子に言わせると、あまり変わらないようです。
私の素人目から見たところ、きれいなフォームのピッチャーが多いですね。
それから、以前も書きましたが、サイドスロー、アンダースローのピッチャーが多いです。


打撃力:
長打力は間違いなくアメリカの方が上。はるかに上。
総合的な打力もアメリカの方が上と思います。
この差がどこから出ているのかというと、うちの子のチームに限って言うと、グラウンドが狭いためバッティング練習の時間が短い(らしい)。限られた時間では守備練習を優先しバッティング練習は相対的に短い。などが主な原因と思います。
長打力の差は明らかに体格の差です。


守備力:
説明が難しいのですが、日本の高校生は応用力とでも言うか、そういうのが低い気がします。例えばボールがイレギュラーして内野ゴロを前に落とした。それを拾ってすぐいい球を投げればアウトなのに暴投してしまう、とか。
まじめに、基本に忠実に、練習しすぎなのかな?予測外の事態が発生した時に慌ててしまう傾向があるように思います。
アメリカでは守備練習でもバックハンドとかランニングスローとかジャンピングスローとか、日本でやったら怒られそうな事を練習の時からやっていました。日本の子はそんな事をやったら怒られてしまうので、いざという時にできない、のかな?
基本ができた頃から応用力をつける練習をするのがいいのかな。


走塁力:
走塁は圧倒的に日本の方が上手と思い込んでいたのですが、ここまで見た限りではそうとも言えません。練習試合では牽制球でアウトになるケースをよく見ます。
ランナーのリードは日本の方が大きく、その分アウトになる事も多い。その割には盗塁は少なく、送りバントが多い。何となくちぐはぐな印象です。
だけど、各人が一生懸命にチャレンジしていると思います。リードも戻れるギリギリまで取っている。アメリカではもう少し適当だった。
これも守備力と同じく、まじめ過ぎるのが逆効果になっているのか??



つづく。。。



2014年11月17日月曜日

今年の試合は全て終わりました。

7月にアメリカから日本に戻り、8月に日本の高校に編入してからはや3ヶ月。

日本の高校野球の規定で12月から3月上旬までは対外試合禁止となり、学校の試験休みの関係で、先週末が今年最後の練習試合となりました。

約2ヶ月半のうちにうちの子が出場させていただいたのは、練習試合が17試合、公式戦が1試合(1回戦負けだったので1試合だけ。。。)の、合計17試合でした。
チーム内の選手の数がアメリカに比べて多い事を考えると、出場試合数は十分多いです。


アメリカにいた時は、夏のシーズンは大体7月か遅くとも8月初めで終わり、秋には野球以外のスポーツをやらない子だけでやっていましたが、それでも10月には終わっていましたので、日本の方が少し遅くまでやっています。

ただいま11月ですが、寒さも増してきて、そろそろ試合観戦中に毛布が欲しくなってきましたので、私の住んでいたアメリカの地域の10月と同じくらいの気候でしょうか。

まあ、日本もアメリカも、寒くなれば試合はやらないという事です。



さて、私自身は、うちの子が小学校3年生の終わり頃から少年野球チームに入り、以来週末はほぼ毎週子どもに付いて試合に行ったり練習に連れて行ったりしてきました。
トータル7年弱になります。

来週より来年の3月までは、週末に私自身が子どもに連れ添う事がなくなります。
一気に自由な時間が増えますが、何だか不思議な感覚です。

これは、日本の皆さんは恐らくお子さんが中学に入った時から経験され、またアメリカの皆さんはお子さんが自分で車を運転するようになってから(=15歳くらいから?)経験されている事と思います。

これが子どもの成長という事ですね。
うれしいようなさびしいような。。。。。



2014年10月28日火曜日

練習試合の相手は。。。

先週の練習試合の時に、ハッと気づきました。それは何かと言うと。。。。。





うちの高校ではグラウンドで試合が出来ないため、週末はほとんど毎週どこかの学校へ出かけて練習試合を行います。


そして、1日外にいると必ず一度はお世話になる場所。。。。。そう、トイレ。


近くのコンビニに行ったついでにお借りすることもありますが、やはり学校のトイレを使わせてもらう事が多いです。

そして、そのトイレの場所はたいていは土足のまま行ける校舎の外。



それまで特に深く考えていなかったのですが、よくよく考えると、どこの学校もお世辞にもきれいなトイレとは言えない。



商売をやっているところとか、最近では公共の場所でももう少しきれいだよなぁ。。。。



何でどこもあまりきれいじゃないんだろう。。。。。



学校にお金が無いのかなぁ。。。。。



あれ?もしかして。。。。。



調べてみました。

そう。これまで行った練習試合の相手は、全て公立高校だったのです。
(うちの子が通っているのも公立高校。)



その理由を誰かに聞いた訳ではありませんが、何となく分かります。

あえてここには書きません。




頑張れ、公立高校の野球少年たち!





2014年10月25日土曜日

試合に出ていない選手は。。。

7月に日本に戻ってきて高校のチームに入り、これまで公式戦と練習試合をあわせて約20試合くらい経験したと思います。


練習試合は1日2試合する事が多いですが、(いや、1日2試合以外のケースは今のところありません)、うちのチームの場合は人数がたまたま20人程度なので、ほとんどの子はどちらかの試合に先発出場させてもらっています。
つまり、1日2試合の練習試合に必ず一度は出場。
うちの子も10試合ほど経験しました。



これは言い方を変えれば、約半数の子は一方の試合には出ないということ。


さて、彼らはその間何をやっているのでしょうか。

最近観戦にも少し余裕が出てきたので、そういうところもだんだんと見えてくるようになってきました。

下記は私が気づいたものだけですので、それ以外にもあるかもしれません。


①審判(塁審)
球審はそれっぽい大人の方(審判連盟か何かから来られている方?)がやり、塁審3名のうち1人または2人をそれぞれのチームから出しているようです。うちの子も先日初めて塁審をやりました。たぶん生まれて初めての経験。


②ブルペンでのキャッチボール
次に投げる予定のピッチャーと、その相手のキャッチャー。


③野手のキャッチボール
途中で次に守備交代する人と、その相手。


④ファールボールを球審に手渡す係
ベンチの一番バックネット寄り(球審の近く)に立っていて、自分のベンチ側に飛んできたファールボールはその選手のところに届き、その選手が球審に手渡す。専属でひとりいるようです。ダッシュで移動します。


⑤ファールボール拾い
拾う、だけでなく、草むらなどを探す、というケースも多々あり。


⑥攻守交替の時に、3アウト目の選手に道具を手渡しに行く係
帽子とグローブだけでなく、お茶も持っていっているようです。


⑦攻守交替のときに、キャッチャーが防具を付けるののお手伝い
ベンチの近くでやっていたら、もっと前に(ベンチとバッターボックスの中間くらいの位置)出てきてやりなさいと球審に注意される事もありました。理由はよくわかりません。。。


⑧選手交代の内容を球審に説明する係
代打の場合は自分で球審に申告。守備の交代はたいていはキャッチャーがやっているようですが、違う選手が行って説明する事もあるようです。


⑨スコアボード
ネット裏とかベンチの近くにあればマネージャーさんや父兄がやっていることもあるようですが、外野のフェンスの外にある場合は選手が駐留してやっています。ただしこれはグラウンドを所有している側のチームの選手に限られるようです。


⑩カウントの電光掲示板
選手ではなくマネージャーさんがやっている事がほとんどです。


⑪選手が塁に出た時に自打球防止や肘あてなどの防具を引き取りに行く係
一旦ランナーコーチが引き取って、更にそれを引き取りに行く人がいます。こちらもダッシュで移動。


⑫イニング開始前の外野のキャッチボールの相手
レフトかライトの相手、ひとり。


⑬攻撃の時のランナーコーチ


⑭5回終了後、試合終了後のグラウンド整備

・・・・・だいたいこれくらいでしょうか。




そしてこれらをやっていない選手が何をやっているかというと、

⑮応援、声出し
まあ、自然と言うか当然と言うか。


⑯ヘルメットを並べたりグローブを並べたり
時間を持て余しているので特に意味も無くやっているようにも見えます。。。。ゴメンナサイ。


⑰トレーニング
走ったり腹筋したり腕立てしたり。。。。






それでは、アメリカではどうだったかというと、

①(お金をもらっている)大人がやります。

②たいてい選手がやってましたが、コーチがキャッチャーをやっていた事もあったような。。。

③これは選手同士でやっていました。

④ファールボールが観客の近くに飛んでいったら、観客がベンチにボールを渡して、選手がボールを球審に渡すのが普通だが、観客が球審に直接ボールを投げて渡す事もあり。観客が誰もいないようなところに行ったら選手が取りに行く。

⑤観客と選手がいっしょにやってました。

⑥そんな事はやりません。ただ、守備に行く途中の人がグローブと帽子を持ってきてくれるケースはありました。

⑦選手やコーチがやっていました。

⑧監督の役目です。

⑨⑩無い事が多いが、あった場合はグラウンドを持っている側の大人がやる。たまに父兄が手伝いを頼まれるケースあり。

⑪覚えがないです。。。

⑫選手がやってました。

⑬ランナーコーチは大人(監督・コーチ)の役目。

⑭グラウンドを持っている側の大人の仕事。グラウンド使用料にグラウンド整備が含まれている。

⑮応援はやってましたが、守備の指示とかそういうのは一切なし。

⑯誰もやらない。ほったらかし。

⑰見かけた事ないなぁ。。。



野球の試合を裏で支えている方が本当にたくさんいる事がよくわかりました。
そして日本の場合はそれらのほとんどを選手自身にやらせるので、自分が経験する事で感謝の気持ちを持たせる事が出来るのだと思います。


うちの子に日本の高校野球を経験させる事ができて良かったと思っています。









2014年10月21日火曜日

サイドスロー/アンダースロー

サイドスローやアンダースローのピッチャーは、小学生の時には対戦した事がありません。

アメリカにいた中学校時代では、サイド気味のスリークォーターのピッチャーが1人いたかな。



そして日本の高校野球。かなり驚いています。
まさかこんなにたくさんいるとは。




うちの子が通っている高校。ピッチャー5人のうち2人がサイドスロー。


そして、練習試合の相手チーム。
1日2試合することが多く、ピッチャーはだいたい4人くらい登板しますが、ほとんどの学校でひとりはサイドまたはアンダースローが出てきます。



彼らはいつごろからサイド/アンダースローにしたんでしょう。素朴な疑問です。

恐らく、小学校の時はみんな上から投げていたんだと思います。

そして、うちのチームの2人は最近変えた訳ではなさそうなので、つまり中学校の時に変えたんだろうと思います。

他のピッチャーもそうなんでしょうか?




チームメートのお父さんから少し話を聞きました。

お子さんが所属していた中学硬式クラブチームには、同じ学年に3人のピッチャーがいたそうです。

そしてある日、監督がそのうちの1人に対して、今日からサイドスローにしろ、と言ったそうです。




そうか、日本の場合は、本人の意思というよりも、チームの事情によって監督が決めるのか。


もちろん本人の適正を見抜いてのアドバイスかもしれませんが、正直言うと、なんだか複雑な気持ちです。






ちなみに、うちの子は左打ちですが、右も左もサイド/アンダースローは苦手のようです。

これからも数多くの対戦があると思うので、練習が必要です。






2014年10月13日月曜日

筋トレ

試験週間や台風の影響で先週末は久しぶりの練習試合でした。

練習試合が1日2試合あるのが普通のようですが、うちの子の高校チームは選手が1・2年生合わせて20数名ですので、2試合のうち必ず一度は出場機会があるように配慮して頂いているようです。

逆に、試合に出ていない間は、ボール拾い当番(球審へのボール渡し)、塁審、ランナーコーチ、などなど、日本の子ども達はいろいろ忙しいですね。
アメリカではこれらの事は全部大人がやってました。


さて、うちの子、先週末の試合前に、今日は調子悪いかも、と。

理由を聞くと、平日の練習(筋トレ)の筋肉痛がかなり残っているとのこと。

実はしばらく前のハードな筋トレで体調を崩した子もいたそうで(うちの子も足がつってしばらく休憩したそうですが)、それ以後はあまりハードな事はやっていないと聞いていたのですが、そうでもないようです。


アメリカにいた時を思い出すと、
確かに冬場のトレーニングではウェイトを使った筋トレやそれ以外のトレーニングで筋肉痛になっていましたが、シーズン中(春~夏)はやっていなかったと思います。

日本の子は本当に何ごとにも熱心なんだなと感じます。
ですが、親としてはほどほどに、とも思います。


まずは体幹をしっかり強くする事が大事、と、うちの子が通っている整体の先生に言われたそうです。全くその通りと思います。











2014年9月25日木曜日

ここまで5試合に出場。

うちの子が通う高校のグラウンドは狭いので、週末は、公式戦がなければ、どこかの高校にお邪魔して練習試合をやります。

来年3月までのスケジュールがだいぶ前に決まっていたようです。


練習試合に行くと、基本的に1日2試合。
午前と午後と1試合ずつ。というパターンが多いようです。

先週末の試合では、現地に朝8:30頃に集合し、ウォーミングアップと軽い練習をし、10時頃から1試合目。
お昼をはさんで1:30頃から2試合目。
試合後のミーティングが終わって、5時前くらいに学校を出たと思います。



先週末にお邪魔した高校は、うちから車で約1時間半くらい離れたところでした。

地図を見ると、学校の周りはすぐ民家なので、よっぽど高いネットが設置されているのかな、と思っていたのですが、行ってみると外には絶対に飛ばないような工夫がされていました。


それがこちら。
ネットに打球が当たるとファールボールとなります。



そして、うちの子にとって初めての体験が、9回まで試合をすること。

アメリカでは延長戦が無ければ7回まででした。日本では当たり前ながら、9回まで。

実は先日の試合で9回フル出場したのは生まれて初めての経験。

1試合で5打席回ってきたのも初めてでした。



グラウンドはもちろん土。
芝生のグラウンドは、日本の高校にはもしかするとひとつも無いのかな?


イレギュラーバウンドを如何に上手にさばくのか、というのも、チーム力の差が出やすいポイントかもしれません。




さて、今週と来週は期末試験で練習も試合もお休み。来週末から再開されます。
今週末はのんびりできそうです。








2014年9月17日水曜日

公式戦と背番号

アメリカでは、学校外のチーム(トラベルチームやコミュニティーチーム)ならメンバーは12~14人程度。
高校野球でも20人弱で、もちろん全員が選手登録され、試合に出場する権利がありました。


日本の高校野球の特徴のひとつに、全員が試合に出られるかどうか分からない、という点があると思います。

試合に出るためには、まずは、【背番号】がもらえるかどうか、というのが第一歩になります。


日本の高校のチームでは、背番号は1から20までしかありません。
つまり、最大20人しか試合に出る可能性がない、という事です。

これは厳しい。



ついでに言うと、アメリカにいた時は、希望の背番号を監督に聞かれて、その番号をもらっていました。

日本ではもちろん選ぶ権利はありません。基本的に1から9まではレギュラーメンバーがポジションの通りにもらいます。
10番以後は基本的に控えメンバー。



うちの子は先日初めての公式戦でした。

その数日前、背番号1から20までがそれぞれ誰に与えられるか、発表があったそうです。

私はその時の様子を知る由もないのですが、選に漏れた子はきっと無念だった事と思います。



うちの子は途中から加入したばかりでまだユニフォームも届いていないし、まあしっかり応援しようかと思っていたのですが、運よく背番号を戴く事ができました。試合にも出させて頂きました。

子どもには、背番号がもらえなかった選手の事も考えて、一生懸命プレーするように言いました。



試合には残念ながら負けてしまいました。

大会が終わったので背番号は返却しました。

たった1試合だけのために、妻は背番号をユニフォームに縫いつけ、翌日にはほどきました。



次の公式戦は来年の3月。ここから来年3月までの過ごし方も興味があります。

アメリカならばほとんどの選手は他のスポーツ、特にフットボールをしていましたが、日本はもちろん野球一筋なので、さて何をやるんだろう。。。。。














2014年9月8日月曜日

サングラス

うちの子を助手席に乗せて運転中に言いました。

『まぶしかったらサングラスかけたら?』

するとうちの子の返事は、

『いや、目を慣らしたいから、かけない。』




そうだった、

アメリカにいる時は、天気がいい日の昼間はサングラスをかけて試合・練習をしていました。

日本では、プロの選手は使っている人もいますが、高校生は今のところ見たことありません。

うちの子のチームは誰もかけていないようです。




気になって高校野球のルールを調べてみたところ、4年前から使用が許可されているようです。

もちろん高校野球ですので、メーカのマークなどが目立ってはいけない、などの制限付き。

もしかしてイチローモデルなんてあるのかなあ。。。。??


今後、高校生でも使っている人がいるかどうか、気をつけて見てみます。









2014年9月1日月曜日

練習試合2日目

昨日も練習試合がありました。もちろん相手の高校にお邪魔してグラウンドをお借りして、になります。
朝グラウンドに到着すると、相手チームの選手達はグラウンド整備に汗を流していました。
どうもありがとうございます。

朝8時くらいからウォーミングアップ~キャッチボール~トスバッティングの後、それぞれのチームがシートノックをして、試合開始は10時ごろになりました。

前日は外野から観戦していて、自分の子が試合に出ているのに気づかなかったのですが、この日は内野~ネット裏で観戦しました。

初めて間近で試合を見ましたが、まず最初に感じた事は、ピッチャーの球が速い、でした。
少なくともうちのチームのピッチャーの球は速かったように思います。
それから、みんなピッチングフォームが美しい。下半身を使ってやわらかいフォームで投げます。


だけどうちの子に聞いたら、相手ピッチャーの球は普通の速さだったと言っていました。
相手のピッチャーもそれなりに速かったように見えたのですが、よく分かりません。


この日も2試合目の後半のみの出場でしたが、出させて頂けるだけで感謝です。
試合はもちろん、ゲームの最中にしなければいけない事や、ゲームの前や後にする事など、全てが勉強になっているはずです。日本の野球はプレイ以外にやる事がいろいろあって大変です。誰かが変わりに(お金をもらって)やってくれるアメリカとは違います。


いよいよ学校では授業が始まり、野球の練習は朝と夕方の2回になります。
生活のリズムに早く慣れて、落ち着いてやれるようになってほしいと思います。







2014年8月30日土曜日

正式入部

ついに、というか、ようやく、ですが、うちの子は先日ようやく高校へ入学しました。

初日から正式に野球部に入部し、練習に参加したようです。
あまり詳しくは聞いていないのですが、顔や首、腕などが真っ赤に日焼けしてました。

そして本日は練習試合がありました。

うちの子はまだ入ったばかりだし、ユニフォームも届いておらず、まあ試合に出る事は無いだろうと思っていたのですが、2試合目に他の子のユニフォームを借りて5回まで出場させて頂きました。
練習試合で2試合あったので、みんなを試合に出すという方針だったようです。


うちの子が通う学校のグラウンドはとても野球の試合が出来る広さでは無いので、週末に公式戦が無いときはこうやってどこかの学校にお邪魔して試合をさせて頂いているそうです。
狭い日本、なかなか厳しい環境です。


練習試合のユニフォームには背番号が無く、観客は外野の外からの見物でしたので、チームメートの顔も名前も知らない私には誰が誰だかさっぱり分かりませんでした。

しかも、不覚にも、うちの子が出場していたのにしばらく気づかず、打ったあとに走る姿を見てようやく気づいたという始末でした。

なお、相手高校のグラウンドまでは高速を使って家から車で約30分。これはアメリカにいた時とあまり変わりません。高速道路代は必要ですが。。。

ちなみに自転車や電車で来ていた選手達もいました。これはアメリカ(私達が住んでいた地域)ではまず考えられない。


明日も練習試合があります。今度はうちの子がいつ出てくるのか少し集中したいと思います。




2014年8月17日日曜日

早くも来年春の。。。

日本の高校野球の頂点と言えばもちろん甲子園大会。
現在夏の大会が開催中で、うちの子はTVにかじりつくように毎日見ています。

さて甲子園大会には春と夏の2大会ありますが、春の予選は、実は前年の夏から始まっているという事を、恥ずかしながら知りませんでした。

なにせ甲子園以外の高校野球の知識と言えば、子供のときに読んだマンガくらいなので。。。。
ドカベンの地方予選の試合も、実はこの頃にやっていたのかなぁ。。。。。そこまでは覚えてません。


うちの子が通う予定の学校のある地域では、まず4~5チームのリーグ戦で1次予選を行い、その後に2次予選、そこで勝ち残ったチームが9月から始まる県大会(=秋季大会)に進む、というシステムになっています。



さて、うちの子はまだ高校に入学していないので、もちろんまだ部活には参加できません。
なので、うちの子が通う高校がいま予選で敗退すると、早くも来年春の甲子園には行けない事が確定してしまうという事になります。
もちろん結果がどうなるか分かりませんが、なんだか残酷です。。。
新チームが出来た直後のこの時期に早くも甲子園の切符をかけた戦いが始まるとは。




その1次予選の試合を見学(というか、応援)に行きました。
いわゆる立派な野球場ではなく、高校のグラウンドを使っての試合でした。


外野フェンスの外側には川が流れていて、一三塁側には畑や草むらがあり、ネット裏側には道路があります。
これはファールボール打ったら車に当たったりボールがなくなったりするんだろうなぁ。。。と思っていたら、なんとグラウンドの周りにグローブを持った野球の練習着を着た選手達がたくさん取り囲んでいて、ボールが車に当たらないように、また、ボールが無くならないように、ガードしています。
彼らはこのグラウンドのホスト校の野球部員たちのようで、それ以外にも車の誘導をしたり得点ボードの操作をしたり(写真上)、試合前や5回の後のグラウンド整備もしていました。(写真下)





更には、球審以外の内野審判3名はこの野球部員たちが務めていました。

グラウンド整備にこの人数です。この学校にはきっとたくさんの部員がいるんだろうな。。。




ところで、写真の中でひとつお気づきでしょうか?

そう、画面の上のほうに電線が複数あります。

実は試合中に一度、ボールが電線に当たりました。
恐らく当たらなければライトフライでしたが、当たって2塁手の前にポトリと落ちました。
判定はファールボールとなりました。


アメリカでの野球の試合も新鮮でしたが、私にとっては日本での試合もいろいろと新鮮です。








2014年8月1日金曜日

高校のチーム練習見学 (その2)


続きです。



ノックの後、バッティング練習をせずに、いきなり紅白戦が始まりました。

ピッチャーはそれぞれ2人、合計4人が投げました。

遠くからなのでよく分かりませんが、どの子も80マイル以上出ていたのでは無いでしょうか。
サイドスローのピッチャーもいました。

バッティングの方は全体的にいまひとつで、チームの課題はバッティング?
その割にはバッティング練習をしていなかったのですが。。。



どうも、日本とアメリカを比べると、日本は守備練習により時間を割き、アメリカは打撃練習により時間を割く傾向になるのではないでしょうか。

点を取る野球と点をやらない野球の違い。なんとなく分かります。



紅白戦終了がちょうどお昼。
私はここで帰りましたが、昼からはもっと厳しい練習をやるという話でした。



練習中はみんな声を出し、ダラダラと歩いたり、道具を放り投げたりする子は誰もいません。

やっぱり子どもの野球練習と言えばこれが普通ですよね。
アメリカがだらけ過ぎ。



さて、地方大会も終わり夏の甲子園出場校が全て決まりました。

敗退した高校(すなわちほとんどの高校)は秋の大会が目の前です。

どの高校も次の目標に向かって一生懸命練習しているのだと思います。

やっぱり日本はすごいな。





高校のチーム練習見学 (その1)

うちの子が通う事になる予定の高校は、グラウンドが非常に狭いため、
学校での練習は限られたメニューしか出来ず、
内外野をフルに使っての練習はどこかのグラウンドが借りられた時に限り、
それ以外はどこかの学校に練習試合に行くそうです。

これが日本のほとんどの高校の現実なのか。。。


さて、先週末は学校外のグラウンドを借りる事ができたそうで、私も練習の見学に行ってきました。


何せ、日本の野球チームの練習を見るのは3年半ぶり、
しかもそれはうちの子が入っていた少年軟式野球チームの練習でした。
高校野球チームの練習を見るのは初めてでした。


まず、家からグラウンドまでの移動は、父兄の送迎(車)の選手と自分で電車を乗り継いで来た選手がいたようですが、皆さん学校の制服!!
え゛~~と驚いてしまいましたが、もしかして日本では常識でしょうか???


そして、グラウンドの隅っこで練習着にお着替え。
女子マネージャーの皆さんもいたようですが。。。。。

練習着は、よくTVやマンガで見る、白の上下に白の無地の帽子。
あ~~、本当にこの格好なんだ。。。。。


・・・と、きっと日本の皆様は、『なにを当たり前な事を!』とお思いかもしれませんが、私にとってはひとつひとつが新鮮です。



それからグラウンドに向かって一礼してグラウンド入り。
整列してあいさつしてランニング。
その後ストレッチ、ダッシュ、など。
・・・・この辺りの流れは少年野球と同じでした。



おっと、キャッチボールのボールがそれて私の方に転がってきました。
拾い上げてみるとボールは真っ黒のボロボロ。
もう少しマシなボールは無いのかな。。。。



そしてノック。
選手1年生2年生合わせて20数名いるようですが、監督・コーチは合わせておひとり。
だけどアメリカでは見た事無い、効率的なノックが淡々と続きます。
最後の返球まで待たずに次から次へとノックします。
監督はまだお若そうでしたが、ノックは上手でした。


このチーム、この夏の大会は地方大会で早々に敗退しましたが、
ノックを受けている様子を見ると、みんなかなり上手。
アメリカだと間違いなく地方のトップクラスの守備力です。
このチームがさほど強くないのだとしたら、強いチームはいかほど何だろう????
・・・と今後も楽しみです。



つづく。





2014年7月27日日曜日

バッティング練習場所


それにしても暑い!今日の気温は38℃(=100F)でした。
ここはPalm Springsか、はたまたDeath Valleyか???


本題、

高校のクラブ活動への参加が始まったら恐らく毎日そちらだけで忙しくなる事と思います。

アメリカにいた時は、毎日練習があるわけでもなく、練習時間も短いので空き時間がかなりありましたので、近くの公園やグラウンドに親子で練習に出かける事が多かったです。


さて、日本でこれをやろうとするとどこでやるのか?


公園やグラウンドで、自由に(無料で)野球の練習をやれそうなところが、近所では思いつきません。
まあキャッチボールくらいならば出来る場所はあるかもしれませんが、思いっきり打つのは無理かな。

こういった点では、アメリカは本当に恵まれていました。



これらの事は帰国前から想像できていたので、アイディアのひとつとして、自宅の(狭い)庭でティーバッティングをやる事を考えていました。

そのために、帰国前に、折りたたみ式のネットを買っていました。
こんなやつです。お値段は約2万円。



ティーバッティングだと百発百中でネットの穴の中に打ち返す事ができるので、あまり心配はしていなかったのですが、万が一の事を考えて雨戸を閉めて、自分の家に向かって打ちました。
ちなみにネットの高さは2mほどあります。

だけど、打った時の打球音がご近所迷惑になっていないか気になりました。
日本はお隣さんとの距離が近いので。。。。

今回は金属バットでやったのですが、次からは木製バットを使いたいと思います。







2014年7月24日木曜日

バッティングセンター

バッティングセンターに行きました。
小学生の時にちょくちょく通っていたところです。


その頃は軟球しかなかったのですが、なんと1レーンだけ硬式用ができていました。
その打席は最速130km/h、ということは80mph強ですね。

早速打ってみましたが、うちの子の練習にはちょうどいい速さのようです。
慣れてくるともう少し速い球が打ちたくなるかな?


違うレーンには150km/hというのがありました。94mphです。
そのうちに試してみると思いますが、今回はパス。


全部でレーンが8つくらいあるのですが、半分以上がスクリーンに写されたプロのピッチャーのフォームに合わせてボールが出てきます。こういうところはさすが日本。

お値段は、クーポンを使えば、25球×6回分で1000円強。
消費税が8%に上がったので、以前よりちょっとだけ高くなっていました。


待合室がちょっとタバコ臭いのが難点ですが、冷房も効いているし、無料のお絞りも置いてあるし、新聞や雑誌も置いてあるし、やっぱり日本はいいなぁ。。。。。と思いました。




グローブの買いなおし

硬式グローブを買いにでかけました。

そもそもアメリカには硬式用とか軟式用とか無いのに、なぜ日本にはあるんだろう?
何が違うんだろう?
きっと硬式用には高級な素材が使われているかどうかだけだと想像していますが。。。

うちの子がアメリカで使っていたグローブは、日本だと軟式用と言われるんだろうな。。。なんて事を思っていました。


さて、いくつかのショップを回ったのですが、軟式用はいろいろ置いてあるのですが、硬式用のグローブは数や種類が少ない!

結局左投げピッチャー用のグローブがあったのが4件目のショップ。だけどそのグローブは手が痛いと言ったのでパス。

そして5件目でようやく気に入ったのがあったので購入。
お値段は3万円台。定価は5万円。
確かに素材はよさそうですが、それにしても高いな~~


ちなみに、高校のチームでピッチャーをやらせてもらえるかどうかは不明です。
恐らくファーストミットか外野手用を買い足す事になると思います。

日本で野球をやろうとすると金がかかるなぁ。。。。。




2014年7月15日火曜日

高校野球地方大会を観戦しました (おまけ)


そう言えば一点気づいた事があります。


球場にこのような張り紙がしてありました。

『偵察目的でビデオ撮影をしたりスピードガンを使う事を禁止します』




その割には、バックネット裏にビデオカメラが複数並んでいましたが、あれは偵察ではなくて自分のチームのものだったんですかね。






高校野球地方大会を観戦しました(後半)

続きです。



さて、試合を観た感想です。


まず目を引いたのはピッチャー。

もちろんうちの子より2学年上ではあるのですが、みんな球が速い!そしてコントロールがいい!

地方大会の1回戦という事で、正直少しなめていました。
みんなすごいなぁ。。。


だけど、投球フォームがみんな似たような感じなのは何故なんでしょう???




そして守備。

エラーが無い事はないのですが、明らかにアメリカの高校生より上手。

これはもう、私のような素人が見ても『練習量の差』と言い切れると思います。【鍛えられている】という言葉の通りです。


ただ、内野手のボールをさばく際のステップが小刻みに多いのが気になります。あれはなぜなんでしょう???




それから、
全体のきびきびとした動き。
礼儀正しいあいさつ。
審判の大きな分かりやすい動作。
ボールボーイの機敏な動き。


みんな鍛えられているなあ。。。。。





そして試合が終わりました。

勝ったチームはあいさつの後に校歌斉唱。
負けたチームの泣き崩れる選手たち。


ああ、これが日本の高校野球だ。
甲子園も地方大会も同じなんだ。


観に来た甲斐がありました。








高校野球地方大会を観戦しました(前半)

日本に戻ってきました。昔住んでいた、馴染みの地域です。


子どもはこれから通う学校が決まりましたが、正式な入学は1ヶ月先です。

そのため、今は浪人生のような状態です。もちろん野球部にはまだ入部できません。


いっぽうで、日本では夏の甲子園を目指した地方大会が始まっています。
私の住むこちらの地方では、先週末に開会式があり、始まったばかりです。



せっかくなので、日本の高校野球の雰囲気を味わってみたい、ということで、
特に応援する学校があった訳では無いのですが、大会会場へ子どもと二人で出かけました。


試合は複数の会場で同時に行われているのですが、特に深い意味もなく選んだ野球場に行きました。

駐車場は無料、入場料は大人600円、中高生200円。パンフレット500円で合計1300円を払って球場内へ。



おおおおおおっ。人がいっぱいだあぁぁぁぁぁぁぁl!!!

この球場は外野には席がなく、ネット裏と1塁側3塁側までは席があるような球場ですが、
ネット裏は8割くらいの人で埋まっていました。




すっげーーーーーー。

アメリカの地方大会ではありえんぞーーーーーー。



というか、誰が見に来ているんだろう????

・・・と思って、様子を見ていると、

1. 選手の父兄
2. 同じ高校の生徒
3. 高校のOB

ここまでは、アメリカでもいっしょでしょうか。それでもこちらの方が人は多いですが。


そしてそれ以外に、

4. 次の対戦相手の偵察舞台
5. 次の対戦相手では無いが、偵察か何かの目的で見に来ている野球少年
6. ただの高校野球ファン

・・・という、アメリカの地方大会1回戦では考えにくいお客さんがたくさんいたようです。



そして、ベンチ入りできなかった野球部員は応援団として大きな声を出していました。

あの中にはきっと3年生もいたんだろうなぁ。。。。。

これもアメリカではあり得ない。。。。。



更には、お揃いのカラーTシャツを来て応援している父兄の皆さま。
これは学校によるとは思いますが、応援に来ている他の方への気配りが大変そうです。

たまたま近くに座っていた私たちもジュースを頂きました。
どうもありがとうございました。(ちょっと申し訳なかったです。。。)




試合を見た感想はまた次回に。。。。。


続く。











2014年7月14日月曜日

タイトル変更しました。日本に戻ってきました。

このままこのブログはおしまいにしよう、と思っていました。

だけど、やっぱり続きを書く事にします。



=====


7月初めに日本に戻ってきました。
私の駐在期間が終了し、日本に帰任する事になったためです。

2011年1月から3年半のアメリカ生活でした。
以前もカリフォルニアに4年いたので、合計7年半。

子どもは少し遅れてアメリカに行きましたので、それでも合計7年間のアメリカ生活。15歳の子どもにとって、人生の半分が外国での生活ってどんなもんなんだろう。。。。。と、人ごとのようですが、感慨深いものがあります。



さて、子どもは通う高校も決まり、もう少しすると野球部へ入部することになると思います。


少年野球以来の日本の野球。

かなりのカルチャーショックがあると想像しますが、それらをどう感じるのか、
これから書いていきたいと思います。






2014年6月19日木曜日

試合終了です。


先週末はトラベルチームのトーナメントでした。

今回の大会はうちの子、それから、うちの家族にとって特別なものとなりました。






もう少ししたら家族で日本に帰ります。














3年半アメリカにいました。

先週末の大会が、うちの子にとってアメリカでの最後の野球の試合となりました。







土曜日の夜に、チームの選手と家族みんなで食事に行きました。

とても楽しかったです。







日曜日の試合が最終戦。

試合にも勝ち、うちの子も活躍しました。最高の終わり方でした。







思い返せば3年前、アメリカでの野球は何も分からない状態からの手探りで始まりました。
(そして今になっても未だに分からない事ばかりです...)

周りの皆様には本当にお世話になりました。








子どもの野球を通じていろいろな経験をさせて頂きました。

たくさんの知り合いができました。

私にとっては一生の思い出になりました。








アメリカの少年野球の記録~アメリカの中学野球の記録~アメリカの高校野球の記録、と続いたこのブログは、今回をもって終わりとなります。





どうもありがとうございました。









2014年6月1日日曜日

【高校野球】 州大会 (負ければ今年度は終了)

先日よりVarsityチームの州大会が始まりました。

日本の高校野球の春・夏の大会と同じように、まず地区予選があり、勝ち上がったチームがチャンピオンとなります。


試合は、準決勝と決勝を除き、高校のグラウンドで行われます。

昨日試合を見に行きましたが、これまでのリーグ戦とは雰囲気が全く違います。
週末と言う事もあってお客さんの数は多いし、
ジュースやホットドックが売られているし、
選手紹介のアナウンスが入るし、
入場料を取られるし(笑)。


そして何より、お客さん(父兄)の声援がいつも以上に熱が入っていて、選手達の気合の入り方もこれまでとは違っていたように見えました。


これでよく分かりました。彼らはこの大会で勝ち上がることを目指していたんだ、ということを。






さて、うちが住む州では、高校野球チームが600強ありますが、日本と大きく違う点があります。

それは、


学校の生徒数によって、4つのディビジョンに分けて大会が行われる


という事です。



これは、生徒数が多いチームは有利、少ない学校は不利という不公平感を減らすためでしょうか。(もちろん実態はそうとは限らない)

これにより、各ディビジョンの学校数は160弱となり、だいたい日本の県大会と同じくらいの規模です。



それからもうひとつ違う点は、


同じチームが1日に2試合することがある。


という点です。


こちらでは投手の登板過多はありえませんので、必然的にいいピッチャーが複数人いないと勝ち上がるのは難しいという事になります。









さて、うちの高校チームは、1回戦は不戦勝、2回戦には勝利しましたが、同じ日に行われた3回戦で敗退しました。




これで今年度の高校野球は終了しました。。。




うちのチームには12年生が5人いましたが、この3回戦が彼らにとっては最後の試合となりました。試合後には彼らのためのセレモニーが行われ、涙を見せた選手もいました。



それにしても、

3月にトライアウトがあってチーム結成。

4月中旬から試合が始まり、

5月末には全て終わっている。

なんと短いシーズンなんでしょうか。




2014年5月29日木曜日

久しぶりにバットの話

先日トラベルチームの試合を見に行った事は前回書きましたが、
試合の中で、監督の息子さんが新しいバットを使っていることに気づきました。

それは、彼が以前まで使っていたバット(2013年モデル)の最新モデル(2014年)です。

金持ってるなぁ~もう新しいのに買い直したんだ!

だけどデザインは変わったけど中身(バットの性能)は同じだって聞いたけど。。。。。




・・・・・なんていう話を彼のお母さんとしていたら、

バットが壊れたので返品して新しいのに変えてもらった』

のだそうです。


何でも、バットを振ったら中のほうでカラカラ音がするようになったんだと。

金属(コンポジット)バットなのにそんな事があるんですね。

そう言われると、うちの子のバットにも1年保障と紙が入っていた気がします。




うちの子が使っているのは相変わらずEastonのS3というバット(2013年モデル)で、サイズは32インチ(81.3センチ)、29オンス(822グラム)です。

日本の中学生よりも短くて軽いバットでしょうか?
アメリカではうちの子の体格(175センチ、70キロ)ならば標準サイズです。
なにせバットは軽ければ軽いほどいい(=スイングスピードが上がる)というのがこちらの考え方ですので。

ひとつ上のサイズだと33インチ(83.8センチ)、30オンス(850グラム)になり、体の大きなアメリカ人はこのサイズを使っている選手が多いようです。

更に一つ上のサイズは、34インチ(86.4センチ)、31オンス(879グラム)になりますが、使っている人をまだ見かけた事が無いです。お店でも、売れ残るためか、他のサイズよりも安く売っていたりします。

うちの子は、まあ今シーズンは今のままでいいかな。




そして、2年前から運用始まった、BBCORという規格。高校生以上はこのバットを使わなくてはいけません。

安全のために反発係数が抑えてあって、ホントに飛びません


先日うちの子が練習の時に、日本で買った硬式バットと打ち比べていましたが、
日本の硬式バットよりも間違いなく飛びません。


もしかして、アメリカのバットはよく飛ぶんじゃないか?ためしに買ってみようか?と思われている方は、BBCORと書かれていないものをお選びください!!
それはすなわち2年以上前のモデルになりますが...
(中学生以下用のバットならばBBCORではないのでOK。それでも以前より飛ばない基準になっているらしいです。)


だけどアメリカ人はあのバットで柵越えホームランを平気で打ってるもんなぁ...
ヤツらにはあまり関係ないようです。








2014年5月27日火曜日

【トラベルチーム】 今シーズンの初試合(見てただけ。。。)

トラベルチームが始動しました。

先週末が今シーズン初めての大会参加でした。



うちの子はまだ高校の試合があるため試合に参加できません。

だけど、久しぶりにみんなの顔が見たい?おしゃべりがしたい?という事で、試合を見に行きました。




あれっ?


見たことない選手がたくさんいる。。。。。。




結局、本来のチームメートは4人だけで、他はどこかから借りてきた選手でした。
ほとんどは監督の息子さんの高校のチームメート(Junior Varsity)で、それだけで5~6人。
どうやら本来のチームメートの多くはまだ高校野球の試合が残っていて参加できないようです。


ところが、助っ人の彼らが上手なんだよね。。。。。


彼らがうちの高校にいれば、少なくとも数人はVarsityに入れるレベル。
つまり、彼らの高校のレベルが高いということでしょう。




ちなみに、チーム全体練習はなしのぶっつけ本番です。




もはやそのくらいの事では驚かなくなったぞ!!!








ちなみにうちの子はベンチの中で試合観戦しましたが、なぜか試合後のあいさつに出ていきました。





ぞうりのままでいいんかい!?


(手前側の一番後ろがうちの子)






2014年5月24日土曜日

【トラベルチーム】 いよいよ始まる!

高校野球のシーズン中はそれ以外のチームで活動する事が禁止されています。

しかし、明日よりいよいよトラベルチームの大会が始まります。

すなわち、高校野球が終わったと言う事です。



但し終わったと言っても完全に終わったわけではありません。チームによって違います。

うちの高校の場合は、

●Freshmanチーム: 5/29(木)が最終戦

●Junior Varsityチーム: 5/22(木)が最終戦  ← シーズン終了です

●Varsityチーム: 州大会のトーナメントが5/31(土)からスタート。負ければ終了。決勝戦は6/14(土)。


つまり、現時点ではJVチームだけがシーズン終了 = 選手はトラベルチームに参加可能、です。



うちの子はケガをしていて出られないにもかかわらず、お情けで?Varsityチームに入れてくれてますので、少なくとも5/31まではトラベルチームには参加できません。

なので明日は応援だけです。

他のチームメイトがどう成長したか楽しみのようです。





2014年5月21日水曜日

【高校野球】 選手が試合に出られない

それは先日のことでした。

Varsityチームの有力選手が2名試合に出ていなかったのですが、それは用事か何かがあってこられなかった訳ではなく、試合に出してもらえなかったのだそうです。



その理由は.....




ひとり目

『学校サボったのがばれた。』

どうやら何か用事があると言って外出したようですが、実はサボりだったようです。





そしてふたり目

『成績がよくないので出場停止』

成績(GPAと呼ばれる値で示される)がある点数を下回ると出場できません。

だけど本当にこれが起こるとは....





高校野球はアメリカでもやはり教育の一環という考えである、という事を改めて認識させられた日でした。









【高校野球】 JVとVarsityの違い

うちの子はJunior VarsityチームとVarsityチームを行ったり来たりしていますが、学年やレベルのほかにいくつか違う点があるのに気づきました。


(1) 選手の数が違う
JVチームは15人ほどなのに対し、Varsityは20人を超えています。特に12年生は学校生活最後の野球になるので、少しレベルが下でも多めに入れているのかもしれません。

だけど試合に出られるかどうかはまた別の話で、Varsityは勝ちにこだわっているため試合にほとんど出ていない選手もいます。



(2) お客さん(=父兄)の盛り上がりが違う
同じく、学校生活最後なので(?)、Varsityの父兄はより一層盛り上がっている感じがあります。



(3) コーチの数が違う
JVチームには監督1人とコーチ1人ですが、Varsityには監督のほかにコーチが3人います。



そしてさらに、驚いたのが、

(4) Varsityには専属トレーナーがいる
肩書きは Physical Therapistと書いてありますので、日本語では理学療法士です。詳しくないですが、何か資格を持っているようです。

練習や試合の後、氷袋を準備してピッチャーの肩に当てたりしています。

試合中にけが人が出たら、自分のチームだろうが相手のチームだろうがグラウンドに飛んで行って、手当てをしています。

どうやら、学校の先生では無くて、チーム(学校?)が雇っているようです。
もしかすると違うシーズンは違うスポーツのトレーナーをやっているのかもしれません。



こういう点がアメリカのすごいところなんだよなぁ.....



誰かが片手間にやるのではなくて、ちゃんとプロの人が選手の体のケアをしてくれる。
素晴らしい環境です。

ちなみに、うちの高校はさほど強いわけではない、一般の公立高校です。


日本でもこれくらいの事ができませんかね?

いや、できないはずは無いんです。必要ならやるんです。
必要と思わないからやらないんですよね。



高校野球でのピッチャーの連投。
WBCで投球制限のルール。
日本シリーズで完投翌日の登板とそれに対する批判。
そして、普通の高校にいる専属トレーナー。

・・・ すべてがつながります。つまり、考え方の違いです。






2014年5月18日日曜日

野球チームのレベルはこんなイメージ(高校野球vsトラベルチーム)

絵を描いてみました。

あくまでもイメージですので細かい指摘はご勘弁を。。。




トラベルチームのトップレベルは、幅広い地域からトップレベルの選手を集めるため、いい選手だけが集まったチームができます。選手のほうからも、いいチームにはいい選手が多少遠くても集まります。

もう少し狭い範囲でいい選手が集まったチームが、トラベルチームの上のほうのレベルになります。

中堅トラベルチームには、比較的近くに住む選手が集まる傾向にあります。小さい頃からほとんどメンバーの入れ替えなし、というチームもあるようです。



一方、公立高校の場合は生徒は住んでいる校区で通う学校が決まります(こちらでは高校まで義務教育)ので、各チームはその中の上から数えて選手を集める事になります。

たまたま上手な子が集まっている地域の学校は上手な子だけでチームが作れるため、自然とトップレベルの学校になります。

運悪く上手な子の数が少ないと、レベルを広げて選手を集めざるを得ません。その結果、上の方から下のほうまでレベルの幅が広いチームができます。
(うちの子が通っている高校はこのイメージに近いです。)


それから、ピッチャーにスーパーエースがひとりいたとしても、それだけでは上位には行けません。こちらではピッチャーが最低5人くらいいて、トップのトラベルチームはその5人全てが高いレベルなので強力ですが、公立高校チームではせいぜい2~3人くらいでしょうか。よって、それ以外のピッチャーの時にどのような試合ができるのかで大きな差となります。




尚、ここには描いていませんが、私立高校は遠くからも通えますので、いいチームにはいい選手が多少遠くからでも集まっているようです。日本のように、野球を目的に学校を選ぶこともなされているようです。

それらの有力校からは、毎年のように、有名大学から選手がスカウトされているようです。それを分かっているからまたいい選手が集まってくる。という循環があるのだと思います。




さて、うちの子が通う高校は、というと、

ひとりスーパーエースピッチャーがいます。球速は恐らく145キロくらい。現在3試合連続完封中で、昨年はノーヒットノーランも記録。10年生の時に既に有名大学への進学が決まっていたそうです。

それ以外にもいい選手はいるのですが、チームとしてみると『まあまあ』程度のレベルです。現時点の通算成績はほぼ五分です。

まあ、このレベルなのでうちの子がVarsityチームに上がれたんですが。。。。





高校野球シーズンも半ばを過ぎました

早いですね、あっという間にあとちょっとで高校野球シーズンは終わります。

昨日も試合があったのですが、気温は10℃を下回り、今年は本当に寒いです。いつになったら夏が来るのやら。




さて、残念な事に、うちの子は故障をしてしまいボールが投げられないため、ここしばらくは試合に出ていません。

昨年のネンザはシーズンオフ中でしたが、今回はシーズン真っ只中なので、本人も大きなショックのようです。

何よりも、ピッチャーができないのが辛いようで、ピッチャーがホントに好きなんだな、と改めて感じました。

まあ、好きなことができない状況になって始めて気づく事もありますので、今回のことが今後の野球、更には今後の人生にプラスになってくれることを願います。。。




今は、ボールを投げられないにも関わらず、Varsityチームに残っていますが、実際にはお医者さんからはバットは振ってもいいと言われていて、どうも密かに代打やDHを期待していたようですが、それはかなわず。


しかし、今日監督から伝達があり、来週から数試合は下のチーム(Junior Varsity)に戻って、DHか代打で使ってくれる事になったようです。

しばらくまともに練習していないので、急いで挽回しないと。





2014年4月27日日曜日

【高校野球】 新しいチームで初試合

昨日は金曜日だったので、夕方早めに仕事を切り上げて試合を見に行きました。

(余談ですが、日本の週末とは土曜日曜だが、アメリカの週末は金曜日の夕方から始まる。つまり金曜日に残業するのは土日に出勤するのと同じ意味合いだ。とアメリカ人が言っていました。)

昼間雨が降っていたので今日は中止かと思いきや、水はけがいいんでしょうね、グラウンドには水溜りどころか湿っている感じも無かったです。



試合の途中から1試合だけでしたが、初めてVarsityチームの試合を見ました。

さて感想は、


(1)ピッチャー
確かにJVに比べて球は少し速い。
だけど、密かに期待していた、剛速球を投げているピッチャーは1人も見かけませんでした。
たまたまこの試合に投げなかっただけかもしれませんが、少なくとも剛速球投手が各チームに何人もいるわけでは無いことは分かりました。

では、この試合で投げていたピッチャーのレベルは?と言うと、
両チームで合計5人が投げましたが、うち1人だけいいピッチャーがいて、それが15Uのトップトラベルチームと同じくらい。球がけっこう速く、変化球のキレもいい。
では打てそうに無いかと言うと、そうでもなかったです。


(2)パワー
これはJVより確実に上でした。柵越えホームランも出ましたし、外野の守備位置は数メーター後ろ。


(3)選手の体格
背の高さは驚くほどではなかった。むしろうちのチームはJVの選手の方が大きい。
だけどパワーの差は明らかなので、恐らくですが、からだつき(筋肉)が違うのでしょう。


(4)守備力
JVよりましですが、圧倒的に上手と言う感じでも無かったです。外野フライを落とした選手もいたし。(あ、うちの子だった。。。笑、 だけどそれをけなさないのがアメリカのいいところ。監督コーチも観客も次頑張れと言ってくれる。本心は別でしょうが。)


(5)それ以外
観客の数が多い。ベンチ・観客からの声援も多い。
試合にでられなかった選手が多い。
試合中のコーチの指示が行き渡っている感じがする。
たくさん点を取られたが、だらだら感は無かった。



今日の結論: 『確かにJVよりレベルは上だが、ものすごく大きな差があるわけでは無い。』


繰り返しますが、見たのはまだ1試合だけ。
次見る時は相手チームも違うし、また違った感想になるかもしれません。







2014年4月26日土曜日

【高校野球】 試合回数 - ようやく分かりました

ブログの中で、試合回数が7回とか5回までとか言っていた話ですが、ようやく分かりました。


ダブルヘッダーの場合、

Varsity: 両試合とも7回まで。

Junior Varsity: 第1試合は7回まで、第2試合は5回まで。

Freshman: 両試合とも5回まで。


子どもが知ってました。最初から聞けばよかった。


しかし、クラスによって回数が違うとは、ちょっと予想外。





2014年4月24日木曜日

【高校野球】 チームを変わることになりました

うちの子が所属するJunior Varsity チームは、本日までに7試合を消化しました。

結果は2勝5敗、うち1敗はコールド負け(3回で15点差。。。)と、決して芳しくありません。

ただ、その2勝は両試合ともうちの子が先発でした。
特に本人の調子がよかった訳でも無さそうなので、きっと全体のレベルがその程度なのでしょう。



さて、今晩、コーチよりうちの子あてに直接電話がありました。

その内容は、明日からVarsityチームに変われ、という事でした。


これは、本人の実力が認められたため上のチームに呼ばれた、と素直に喜べばいいのですが、一方でちょっと心配な事もあります。というか、喜びより心配が上回ります。


(1) 日本人学校との時間調整
  せっかくいろいろ調整してうまく行きそうだったのに、また調整が必要となってきます。。。


(2) バス配車なし
  前にも書きましたが、Varsityチームにはバスが配車されないため、車の運転が出来ないうちの子は誰かに試合会場まで送迎してもらわなければなりません。・・・ つまり、妻の負担が増えるという事です。


(3) トラベルチームとの日程の重なり
  JVは5月22日までに全ての試合が終わる予定でしたので、5/23以後はトラベルチームのトーナメントに出場する予定にしていました。Varsityチームは6月まで試合があることもありますので、恐らく最初のひとつかふたつは参加できなくなります。


(4) 出場機会
  JVの試合にはこれまでほとんど出場させてもらっていましたが、Varsityはただでさえ選手が20人もいて、しかもJVよりも勝利優先。もしかすると全く出番が無いかも。それでは何のために上に上がったんだ?という事になってしまいますが。。。

知り合いの方のお子様は、ピッチャーをやるときだけVarsity、それ以外はJVで野手をやっていると聞きました。これは理想的なやり方と思います。


(5) そして何より、実力的にやっていけるのか
  VarsityがJVに比べてパワーとスピードで圧倒しているのは疑いようが無いです。トップレベルのピッチャーは90マイル(約145キロ)以上が出ると聞いていますし、そんなボールが打てるのか???というより、当たるのか???

まあ、仮にうちの子がピッチャーをやったとしたら、スローボールに見えるんだろうなぁ。。。昨年秋に17U/18Uのトーナメントに参加したのを思い出します。まあ彼らはトラベルチームでしたので、高校チームはあそこまでの実力は無いと思いたいですが。。。。。
左投げなのでワンポイントかも??




さてさて、5月末までの短いシーズンですが、今後どうなることやら。





【高校野球】訂正の訂正

本日の試合もダブルヘッダーでした。

1試合目は夕方4時に試合開始。

合は順調に進み、7回まで1時間45分ほどで終わりました。




そこから休憩をはさんで2試合目。

5回を終了したところで、1時間半ほど経過。時間は7:40ごろ。

まだ8時までは時間があるな。。。と思っていたところで、両軍の選手達が出てきて試合終了。




ということは、




やっぱりダブルヘッダーの2試合目は、時間があったとしても5回までだったんですね。

目的がよく分からないルールです。。。。。



2014年4月20日日曜日

【高校野球】 その実力は?

うちの子は、高校の Junior Varsity のチームに所属しています。
選手は10年生が主体で、9年生が数名混じっているチームになります。

今日までに、ダブルヘッダー2試合、合計4試合を行いました。
これまでに気づいた事です。



■監督の選手起用

これまでのところ、『ダブルヘッダーの少なくともどちらかの試合に全員出場。』という方針のようです。

現在、それぞれの選手がどんな実力を発揮できそうなのか味見中というところでしょうか?

選手によっては4試合フル出場もしていますので、みんなを公平に、という訳でも無さそうです。

但し、トラベルチームと違って、学校のチームなので教育的観点が入ると思います。その点、勝ちだけにこだわる選手起用は難しいのかな?




■ピッチャー

チーム内に選手(Rosterと言います)は合計16人登録されています。

そして、これまで4試合で9人が投げました

試合を作れる投手が数人、少し難がある投手が数人、ちょっとご勘弁を・・・が数人、でした。

もちろんまだそれぞれ数イニングしか投げていませんので判断は難しいですが、フォアボール連発で自滅、だけは勘弁して欲しい。。。




■各選手のレベル

選手のレベルの差は結構大きいです。人数の確保が必要なため、必ず学校内で誰か選手を見つけなければいけないという苦しさでしょうか、下位の選手層がちょっと辛いと感じました。

但し、いい選手だけを選んで試合を進めるのならば、想像していたよりもレベルは上です。


だけど、その『いい選手』が、ライナーで飛び出してダブルプレーを食らうんだよな。。。。

ライナーでランナーが飛び出すかどうか、というのは、ちゃんとした指導を受けてきたかどうかのひとつの判断指標になる、と、個人的に思っていますので。。。。。


相手チームの選手を見ていても、いい選手は見かけましたが、飛びぬけた選手はいませんでした。まあ、そんな選手はVarsityチームに入っているのでしょうが。




 ■体格

これは興味があったことのひとつです。

うちの子は、今朝身長を測ったところ、175cmでした。(私は完全に追い抜かれた。。。)
一時期のような急な成長はしていませんが、まだちょっとずつ伸びているようです。

そのうちの子がチーム内にはいるとこんな感じ。一番左がうちの子。


ご覧の通り、ひとりだけうちの子より背が低いようですが、他の子はみんな大きい。しかもちょっとだけではなく、明らかに、かなり大きい。

彼らをそばで見ると、『でかっ。』 という形容詞がぴったりです。

大きいのはトラベルチームの選手たちだけでは無かった。みんなデカイ。アメリカ恐るべし。








【高校野球】 訂正と、新しく分かったこと

早速ですが訂正です。

前回、ダブルヘッダーの場合は第1試合が7回、第2試合が5回までと書きましたが、間違いでした。


正しくは(と言ってもまだ自信ない)、
  ●第1試合 : 7回または2時間まで。
  ●第2試合 : 7回または第1試合開始から合計4時間まで。

第1試合と第2試合の間には20分ほどの休憩がありますので、第2試合は実質1時間半程度になります。今日の試合は4回で終わりました。。。




さて、今日は、数少ない週末の試合でしたので、ゆっくり観戦できました。

いやー昼間でもまだまだ外は寒い。グラウンドコート(ダウン)を着て、ひざに毛布をかけての観戦でした。毛糸の帽子と手袋も欲しかった。



そして今日の試合で、トラベルチームでは見かけることが無かった、アメリカで初めて見た光景があります。





それは・・・・・・・・・






試合後に選手が自分たちでグラウンド整備をしていた!!


いや~、久しぶりに見た新鮮な光景!!

なんだかうれしくて写真を撮ってしまいました。








そして、もうひとつ驚いたこと。

それは・・・・・・・・・・・・






グラウンド整備をしていたのはホームチームの選手達だけ。



相手チームはさっさと帰ってしまいました。





『グラウンドに対する感謝の気持ちは?』とか聞くと、『はぁ~???』とか言われるんでしょうね、きっと。







2014年4月18日金曜日

【高校野球】 ついに試合スタート

待ちに待ったこの日がやってきました。
もともとは3月末に始まる予定だった子どもの高校野球の試合(リーグ戦)が、約3週間遅れで始まりました。

ホント今年の冬は寒かった。
おとといにも雪が降り、少し積もりました。
今日までにグラウンドは元に戻っていたようですので安心でした。


高校チームの試合はほとんどが平日でダブルヘッダーです。
今の時期だと夜8時くらいまでは照明なしでも試合できる明るさです。





そして、本日新しく分かったこと。




そもそも高校野球は7回まで。    

これはなんとなく気づいていました。



そして、ダブルヘッダー第1試合は7回までまたは2時間制限、

ですが、

ダブルヘッダー第2試合は5回で終了。



高校野球のルール集を読んだ事が無いので、
これが今日だけの話なのか共通ルールなのかは分かっていません。
調べておきたいと思います。




それにしても平日の4時から試合開始とは、もう見に行くのはほとんど無理。
それなのに、結構な数のお父さん達が応援に来ていたようで。
どういう生活なんだろう???


次の試合は土曜日なので、安心してゆっくり見られます。




2014年4月13日日曜日

スタメンの発表と円陣

日本の少年野球では、試合の前にスタメンやベンチ入り選手を書いた紙を審判と相手チームに監督が渡します。

こちらでは。。。。相手チームには渡していますが、審判には渡していないようです。
どうやら出場選手登録の管理は相手チームが行うことになっているようです。
点数の管理も、審判はイニングが終わった際に各チームのスコア係に聞いて確認しています。

手抜き??




また、日本の少年野球チームでは、円陣を組んで選手の誰かがスタメン発表をしていました。
先発ピッチャー以外は事前に選手は知らない状況でした。

こちらでは。。。。監督がクリップボードにメンバー表をはさんで、ベンチのどこかにぶらさげて、『みんな見とけよ~~』。終わり。
緊張感と言うか盛り上がり感が今ひとつ無いです。




円陣と言えば。。。。。あの日本の、ひざに手を当てて前かがみになって円陣を組む光景は、アメリカでは見られません。
イニングの合間の攻撃の前に輪になって監督が指示を出している事はありますが、選手はみんなその場で立っているだけで、きれいな輪にはなっていません。

日本の円陣はかっこいいですね。




日本にいれば当たり前だった事が、こちらに来るとそうではないので、やっぱり日本はきっちりしてるな~と改めて感じます。





2014年4月9日水曜日

ようやく外で練習が。

日本ではもう桜が散りはじめでしょうか。

この地方ではようやく雪もほとんど溶け、天気がよければ外で試合や練習が出来る様子になりました。

うちの子の高校チームは初戦が4/14ですのでもう少し先になりますが、他のチームは既に試合が始まっているようです。



さて、先週末は久しぶりに子どもと公園で少しだけ練習をしました。
端のほうは少しぬかるんでいましたが、何とかやれる状態でした。


子どもと外でキャッチボールをするのは去年の10月以来でしょうか。かなり久しぶりです。
軽くしか投げていませんが、子どもの肩は以前より強くなった気がします。


また、バッティングもしました。
下から軽く投げたボールを打ったのですが、去年までフェンスギリギリだったのが、先日はいくつもフェンスオーバーしていき、パワーが付いたのが分かりました。
(と言っても両翼90mくらいの狭い公園です ⇒ ボール探しが大変なのでもうここは使えません。)


それから、守備練習でノックをしたのですが、私も久しぶりだったのでノックバットにまともに当たらない。。。。情けないです。


練習とはいえ、こうして子どもと一緒に野球がやれるのはあと何回あるんだろう。。。などと思ってしまいました。





そして、私はもちろん筋肉痛です(笑)




2014年4月1日火曜日

【高校野球】 試合会場への移動は?

日本の少年野球では、選手は父兄の車に分乗して試合会場まで移動していました。

アメリカのトラベルチームでは、基本的には各家庭の責任で現地集合。



さてアメリカの高校チームはどうでしょう?

正解は・・・ 試合会場が近くなら各家庭の責任で現地集合、試合会場が遠い場合は選手みんなでスクールバスで移動。

ただし、

これはFreshmanとJunior Varsityのチームの場合です。





では、Varsityのチームではどうかと言うと、スクールバスは出ません




その理由は・・・・








高校高学年になると、みんな運転免許(と車)を持っているので、自分で移動。




ちなみに学校には生徒用の駐車場があります。

下のGoogle写真がうちの子が通う高校です。

右上~中が野球場やソフトボール場で、右下は陸上競技場兼フットボール場になります。

そして左上が職員用の駐車場で、左下が生徒用の駐車場。





ちょっと日本では考えられないですよね。








【高校野球】 試合予定

高校でのチームの練習が始まってしばらくになりますが、まだ試合は始まっていません。

当初の予定では3/29が初戦だったのですが、その1週間ほど前に中止が決まりました。

そして、第2戦、第3戦は4月第1週目の予定でしたが、それらの試合も延期が決まりました。

ここのところ昼間の気温が氷点下になる事はなくなりましたが、まだグラウンドの隅のほうには白くて冷たい物体が溶けずに残ってますからね~~

ちなみにまだ一度も外(グラウンド)で練習をしていません。



4月第2週の1週間は春休みですので、初戦は翌週の4月第3週になります。
4/16に予定されています。

そして、メモリアルデー(5/26)の週末より前、すなわち5/22までに全ての試合が終わる予定ですので、わずか6週間のうちに全日程が終わる事になります。




その間(36日間)に予定されている試合(公式戦)は、










なんと・・・










29試合!!!!!!


おいおい、あり得ないだろう!?





じゃあ、ほぼ毎日試合?


・・・ではありません。


(月)(木)は1試合ですが、(火)(水)(金)(土)に組まれた試合は、同じ相手とダブルヘッダーになっています。恐らく移動の手間を省くため???




いずれにせよ、アメリカ恐るべし。




※ちなみにピッチャーができる子がチーム内に10人ほどいるようですので、連投の心配はありません。




2014年3月22日土曜日

【高校野球】 チームミーティング

選手と保護者を全員集めて、ミーティング(説明会)が開かれました。
そこではチーム方針や注意点の説明などがありました。

初めて会う監督・コーチの皆さんにやや緊張?しましたが、部屋の中に入ると特に何てことは無く、これまでの経験と似た雰囲気なので少し安心しました。

ところが、監督からの説明が始まると、これまでのトラベルチームに対して少し違いを感じ始めました。
アメリカに来て4つのトラベルチームに所属しましたが、高校チームはこれらの経験とは少し違うものを感じました。ひとことで言うと、『日本に近い』です。


具体的に言うと、例えば、

・試合開始の1時間前までに現地に到着している事。

・駐車場から球場のベンチまではチームでまとまって移動する。

・守備の交代は、ピッチャー以外は駆け足で。

・試合中はベンチに入っている人以外との会話禁止。(父兄とか)

・審判の判定に文句を言ってはいけない。

・ネクストバッターボックスに行く前に、帽子やグローブは一箇所にまとめておき、イニングの交代の時にもたつかないこと。

・下品な言葉(ヤジなど)を使ってはいけない。

・試合後はベンチをきれいに掃除すること。

・出場機会が少ない事に対して、父兄からの問い合わせには一切返答しない。

・イヤリングやピアスをしてはいけない。

・・・・などなど。


こんな事をいちいち言わなきゃいけないのか!?
なんだか当たり前すぎて笑ってしまいそうですが、これらをひとつずつ選手と保護者の前で説明していました。至ってまじめに。


そして、

・これらのルールを破った場合、次の試合は出場停止、繰り返した場合は退部処分

という事も言われていました。

学校がベースのチームという事で、はっきりと教育の場でもありますので、出場停止や退部処分ということを明確にしている点はトラベルチームとは明らかに違います。


これらの事が書かれた紙も配られました。アメリカは契約社会ですから、このミーティングに出席した以上は出場停止や退部処分になっても文句は言えない、ということでしょう。






だけど、一方でこんなルールも書いてありました。一瞬目を疑ってしまいました。


・ベンチでモノを食べてはいけない。






・・・・・・・・






但し『ヒマワリの種』を除く。







なんじゃそりゃ!?




おもしろいなぁ~ アメリカは。








【追記】
こちらがお店でよく売られているヒマワリの種。
私は口に入れた事がありませんが、どうやらそれなりにおいしいらしいです。

しばらくかんで、味がなくなってきたらプッと吐き出します。そのまま地面に。
あれを汚いと感じない感覚がよくわかりません。









2014年3月20日木曜日

【高校野球】 トライアウトに合格する方法 (ジョーク)

こちらのある掲示板の投稿に、高校野球のトライアウトに合格する方法、というのが載っていました。

ジョークというか皮肉というか、そういう内容です。
英語→日本語は私がやりましたので、間違っているかもしれません。


1) もしあなたの奥さんがセクシーならば、奥さんにコーチとおしゃべりさせよ。

2) 練習の時にコーチの道具やバッグを運ぶのを手伝ってやれ。

3) グラウンドの補修費や道具を買うためのお金を寄付せよ。

4) 子どもにフットボールや他のスポーツをさせよ。

5) 高校野球チームの監督が監督をしているトラベルチームに入れ。

6) その高校の先生になれ。


アメリカにもコネとか、私はよく知りませんが、裏ではそういう事があるということなんでしょう。
この掲示板はしょーもない情報が満載なのですが、これはなかなかよくできていると感心しました。


あ、アメリカに と書いてよかったでしょうか?????




2014年3月19日水曜日

バッグ

アメリカと日本の野球の違いについてこれまでにもいろいろ書いてきましたが、
今回はバッグについて。

日本では、野球道具を入れるバッグは、一般的には、

      四角いエナメルのバッグ + バットケース

だと思います。

うちの子も日本にいた時は使っていました。
こんなやつですね。(↓)




アメリカでは、少なくとも高校生以下ではこれらのバッグは見た事がありません。

ではどんなバッグかというと、大まかに言って2種類あって、

① タイヤが付いた、大きなバッグ (こんなやつ↓) 

または、
②リュックタイプにバットを差す袋がついたもの(こんなやつ↓)

になります。
写真にバットが写っているので、バッグの大きさは大体分かると思います。


①の利点は、全ての道具がひとつのバッグに入り、しかも、ゴロゴロと引っ張って行けるので重たくない。
ちなみに写真ではバットのグリップが見えていますが、実際はすっぽりと収まります。

②の利点は、コンパクトに道具が収まり、しかも背中に背負えるので両手が空く。

ちなみに、ご覧のとおり、両者のタイプともにバットは1本だけではなく数本入るのが通常です。
たいていの子は、試合で使うバット以外に練習用の木製バットなどを入れています。

また、スパイクも入ります。バッグによってはスパイク専用の入れる場所があって他の道具が汚れないようになっていたりします。


ちなみにうちの子は①のタイプを使っていて、中に入っているものは・・・
バット2~3本、グローブ、ファーストミット、ヘルメット、ボール数個、スパイク、タオル、ペットボトルの水が数本、バッティンググローブ、ロージンバッグ
以上が全てひとつのバッグに収まっています。


トラベルチームでは、①のタイプでしたが、チーム名や名前・背番号などが特注で刺繍が入っていました。
また、上の方にフックがついていて、試合の時はベンチの周りの金網に引っ掛けて吊り下げています。
お値段は$50(5,000円)くらいだったと思います。



②は高校生以上しか使っていないように思います。
やっぱり重たいから小さい子には①が好まれるのかな??



いずれのタイプにせよ、日本のものより便利だと思うのですが、なぜ日本では売っていないんだろう?不思議です。




2014年3月16日日曜日

【高校野球】 レギュラー選手と控え選手

アメリカの少年野球では出場機会をある程度平等に与える事が求められていて、
リーグ戦では全員を最低何回以上守備につかせる、とか、
10人以上の選手がいても全員打席に立つ、とか、
そういうルールがある大会も珍しくありません。

ではどのくらいの年齢までこういった考えが続くのか?
どのくらいの年齢から【レギュラー選手】と【控え選手】といった区別がつき始めるのか?


トラベルチームでは、うちの子が所属したチームでは、14Uチームの後半からははっきりしてきました。先発メンバーは基本的にほぼ固定になりました。


では高校野球ではどうなのか?

まだ始まっていないので本当かどうか分かりませんが、
聞く話によると、Freshmanのチームはまだ出場機会がみんなに与えられるようですが、
Junior VarsityやVarsityのチームになると【勝ちにこだわる】ため、先発メンバーが固定されるようです。

下の年齢の子が上のチームに所属していて出場機会が少ない場合、下のチームに移籍する事もあるとか。

更に、Varsityになると、ピッチャーはピッチング優先となり、それ以外の守備にはつかない(=打てない)という事もあるようです。


うちの子はJVチームに入りましたので、ピッチャーとして投げない日のレギュラーポジションが取れるかどうか、が勝負となります。



さて、いよいよ次の月曜日からチーム練習がスタートします。
練習も試合も、早く見てみたい。。。。。

早く暖かくなってくれ~~(笑)    (ちなみに現在の気温は-7℃)





2014年3月15日土曜日

【高校野球】 トライアウトの様子と結果 (その2)

(つづき)



そして四日目のトライアウト終了後、いよいよ合格発表。
6人くらいの子がコーチに名指して呼ばれて、ひとりずつ話をします。

そしてその後コーチから、『ここに残った子は全員JVチームの仲間だ!』と合格発表あり。
つまり、コーチから呼ばれた子は落選、それ以外の子が合格でした。

結果、うちの子はJVチームに入る事になりました。

私の率直な感想は … まあ、よかった。というところかな。


ちなみに9年生でJVチームに入ったのは合計3人で、その他12人は10年生。合計15人。

9年生でひとりだけがVarsityチームに入ったそうです。ちなみに身長は185cmくらいあるそうで。しかもトラベルチームだと年齢は14Uと、ひとつ下。
まあこういう子も学校に1人くらいはいるんですね。



さて、これからレギュラー争いが始まります。
一方で、いよいよ(日本の学年で)高校生になるので、勉強もしっかりして欲しい。
両立できるかどうか。


最初の試合は早くも3/29(土)に組まれていますが、今年は寒く、今でも外はまだまだ雪が積もっており、とてもその頃にまともなグラウンド状態とは思えません。

最悪、外での練習が全くなしでいきなり試合になるかも!?






【高校野球】 トライアウトの様子と結果 (その1)

まずはトライアウトの様子から。


◆初日の3/14(火)

FreshmanとJunior Varsity (JV)は夕方6:30~8:30、Varsityは8:00~10:00 (!)と時間帯が二つに分かれていました。うちの子はFreshmanなので、前半の部に参加。
Freshmanの受付けに並んでいると、コーチから『お前はJVに行け』と言われ、そちらで受付け。

この日の内容はバッティングとピッチング。
バッティングはマシンを使ってひとり10球ほど打つ。うちの子曰く、球が遅すぎてタイミングが合わなかったそうです。

ピッチングは速球を10球、変化球を数球ずつ。(うちの子はカーブとフォークをそれぞれ数球ずつ)
それぞれスピードガンで球速を測定。
そもそもうちの子はウォーミングアップに時間がかかるタイプなので、速球のスピードはあまり出ていなかったようです。



◆二日目の3/15(水)

大雪のため学校が閉鎖となりました。もちろん子どもは大喜び。トライアウトも中止。
ちなみに学校閉鎖は今年になってこれで6日目。
次に閉鎖になると、夏休み開始が遅れるとか。



◆三日目の3/16(木)

守備とバッティング。守備は普通の床の体育館の中でノック(ゴロ)をやったそうで、ちょっとびっくり。



◆四日目の3/17(金)

最終日。再び守備とバッティング。だけど実際にはもうコーチの心は前の日までに90%くらい決まっていたのでは無いでしょうか。



重ね重ね残念なのは、これらの様子を直接見る事が出来なかったこと。
全てうちの子どもから聞いた話になります。



(つづく)




2014年3月4日火曜日

【高校野球】 トライアウト前の一夜漬け?

来週の高校野球一斉トライアウトを控え、今、ちまたの野球教室で見かけるのは、
『トライアウト合格のためにスキルを上げよう!』
みたいな広告です。

こちらは今日見つけた、あるWebサイトでの募集。



ピッチング、バッティング、守備の指導を、それぞれ1時間弱やるようで、
1セッションで$50(約5,000円)、3つ全部で$135(約13,500円)となっています。
マンツーマンでは無いと思うので、時間が短い割にはそれなりの金額です。


こういう商売が成立するというのはたいへん面白いと思います。

もちろんいろいろなケースがあると思いますので、
これに価値を見出すことができて、実際に参加する子がいるのでしょう。

恐らく、現在野球の練習が十分にできていなくて、トライアウトに対して不安があり、
少しでも指導者の下で練習して準備をしておきたい、というタイプかな?

もちろんこの団体は、冬場でも野球の練習が可能な立派な屋内設備を所有しているので、
よい指導者が適切な指導をしてくれるのならば、リピーターがいてもおかしくはありません。

だけど、こういう【商売】をしている人たちがあちこちにいるんですよね、この地方では。
雪のため冬に外で練習できないため、どうしても屋内施設が繁盛するんでしょう。


ちなみにうちの子の場合は、
まさかこの3時間で劇的に上手になるとはとても思えませんので、完全に検討の対象外です。
トラベルチームの練習に通っていてそれなりに練習ができているのが大きいですね。





2014年3月2日日曜日

【高校野球】 トライアウト間近

高校野球チームの監督から連絡がありました。

■ 3/3の週: 練習休み

■ 3/6(木): トライアウトの説明会

■ 3/11(火)~: トライアウト


今日から3月です。ようやくこのイベントが近づいてきました。
どのような形でトライアウトが行われるのかよく分かりませんが(しかも屋内で)、やっと来たな、という感じです。

学校によっては説明会に保護者も参加するところがあるようですが、うちの子の学校は子供だけのようで、ちょっと残念。

また、トライアウト前の1週間は、監督コーチが選手(候補)といっしょに練習する事は禁止されているそうで、練習は休みとなります。よからぬ噂が立つのを避けるためでしょうか。


では、本番に向けて体調を整えて挑んで欲しいです。





2014年2月15日土曜日

声出し

先日たまたま子供が小学生だった頃(日本)の野球のビデオを見ました。

ああ、こんなにちびっこだ、へたくそだ、変なフォームで投げたり打ったりしている。。。などと思いながら懐かしんでいたのですが、ふとアメリカでの様子との差に気づきました。

それは、試合中や練習中に選手がたくさん声を出していた事です。

バッターボックスに入ると1球ごとにピッチャーに向かって声を出す。これをアメリカでやると挑発されたと取られるかな?見たことが無いです。

キャッチャーはバッターが変わる毎に内野にボールが飛んだ時のプレーに対して指示を出す。
そう言えば私が子どもの頃は、回の最初に『しまっていこぉ~!』などと叫んでいたものです。
アメリカでは、ランナーが出てどちらのアウトを優先するか迷う時に、監督がキャッチャーと相談して指示を出すことはありますが、先頭バッターに対して『取ったらファースト!』などと、当たり前のことをいちいち言いません。

日本では練習の時にも監督やコーチから『声を出せ~!』と言われます。
たいていは意味の無い掛け声だったりします。
プロでもそうですよね。
アメリカでは子どものチームも含めてそんな事をしているのは誰もいません。
(唯一見かけたのは、現トロントブルージェイズの川崎選手。)

さて、声を出す目的です。
上に書いた、チームとしてプレーの優先を明確にする事を除くと、日本ではいわゆる『気合を入れる』ためにやっているのだと思います。

では気合が入ると何がいいのか?プレーに集中できる、かな?
だとすると、アメリカ人はプレーに集中していない?(まあそんな選手も確かに見かけますが。。。)

これはもう文化の違いということで片付けるしかないのかな?


結論: よくわかりません。

2014年1月22日水曜日

【トラベルチーム】 初めて遭遇した脱退理由

うち子が所属するトラベルチームはトータル14人程度をターゲットにしていて(他のチームより数人多い)、それに対して12人しかいなかったので2人ほど追加で募集していたのですが、ここに来てひとりがチームを辞めた事を聞きました。


そしてその脱退理由が、これまでうちの子が所属していたいくつかのチームにおいて、私にとっては初めて聞いたものでした。

その理由とは...






野球やめた。







アメリカでチームメートがチームを去った理由のうち、これまで一番多くお目にかかったのが【お金】でした。

それ以外にもいろいろな理由でチームを去った子ども(家庭)がありましたが(もちろん私が伝え聞いた理由が本心かどうかは分からない)、野球をやめるという理由は今回初めて聞きました。




そして野球をやめた理由は、

【フットボールとバスケットボールに集中したいから】

つまり、1年間を通して3つやっていたスポーツを、2つに減らしたいという事です。



この地方では、フットボールは秋のスポーツ、バスケットボールは冬のスポーツ、そして野球は春のスポーツという括りになっており(夏は夏休みなので無い)、それぞれの季節に違うスポーツをやる事ができるのですが、この選手は高校生になったので対象を絞ったということでしょう。


かく言ううちの子も、カリフォルニアにいた小学校2年生まではバスケ、サッカー、そして野球をやっていました。
その後日本に戻ってからは野球だけとなり、再度アメリカに来てからも引き続き野球だけをやっているという状況です。

もしも、ですが、うちの子が日本に戻ることなくそのままアメリカで生活を続けていたとしたら、同じようにいろいろなスポーツを続けていたかもしれません。


・・・と考えると、人生、何が起きるか分からないものだな、とつくづく思います。



===
余談ながら、

今回のブログを書きながら、アガサクリスティの作品『三幕の殺人』を思い出しました。
こちらは、探偵ポワロにとって、係わった多くの事件の中で、犯人の動機が初めて遭遇したもの、というストーリーでした。

余談ついでにもう1つ余談ですが、
その『三幕の殺人』にはアメリカ版とイギリス版があり、動機の部分が少し異なっているそうです。





2014年1月17日金曜日

【高校野球】 学校で練習が始まりました

いよいよ今週より高校での野球の練習が始まりました。
月曜日の夜8時からバッティング練習と、それ以外にジムトレーニングが3回です。

初日にやった事: バッティングケージに入り、コーチが投げる球を1人15球ほど打つ × 2セット。

子供の感想: 『やっぱりトラベルチームで一生懸命練習しようっと。』

⇒ どうも所属するトラベルチームに比較すると全体的なレベルの低さを感じたようで、ある程度予想していたとは言えちょっと拍子抜けしたようです。

それでも同じ学校に通っている仲間です。楽しく、そして一生懸命にやって欲しいと思います。

そのうち一度練習を見に行ってみたいなあ。。。