2013年8月10日土曜日

高校野球のしくみ (2)


つづきです。

これは野球に限らないですが、この地方の高校では、球技のスポーツチームは3種類(3段階)あります。
・Freshman: 9年生だけのチーム
・Junior Varsity(略してJV): 9~10年生のチーム
・Varsity: 9~12年生のチーム

何といっても花形はVarsity
これこそが高校スポーツの頂点で、プロや大学のスカウトが試合を見に来るような状況です。

逆に言うと、JVやFreshmanはVarsityへ向けての準備段階と言い切る事ができます。

そして、どこのチームに入る事が出来るかは、トライアウトで決まります。
そもそも、野球に限りませんが、一定のレベルでないとスポーツはやれません。
初心者が高校から野球がやりたいと思っても、よっぽどメンバーが足りないとかいう事情が無い限りは困難です。
逆に、9年生でもすごくレベルが高ければVarsityに入る事ができるかもしれません。


さて、うちの子が9月から通う高校の、野球チームの今年のメンバーを見てみました。
(ホームページで閲覧できます。)
・Freshman: もちろん9年生のみ
・Junior Varsity: 9年生が3人、他は10年生
・Varsity: 9年生がひとりだけ。

日本に置き換えると、Varsityのチームだけがあり、もし1年生だけの大会のようなものがあればそれがFreshmanに相当します。

そもそもアメリカではチームが完全に分かれていて、監督はそれぞれのチームにいます。コーチもそれぞれのチームに数名ずつ。



日本だと、特別に上手な1年生を除き、ほとんどの子は3年生になるまで球拾いや先輩達のサポートがメイン、自分達の練習は空いた時間で、試合にはほとんど出させてもらえない。
すみません、最近の日本の高校野球の事情はよく知りませんが、一昔前ですとこんなイメージです。

アメリカではこんな事はあり得ません。楽しくなければ(=試合がなければ)存在があり得ないと言ってもいいでしょう。




つづく。

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